夢つなぎ人第3版
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盛田さんがセレクトした「与論島のお茶」もあります。めました。貧困や社会的弱者な人々の行き詰まり。お金や学歴がなくても手に職をつけて自立すること、身体を健康に豊かに保つこと、そういったことの重要さについて深く考えるようになり、リラクゼーションの世界へと徐々に引き込まれていきました。盛田さんの考案した美身整ドレナージュはASIA GOLDEN STAR AWARD(アジア ゴールデン スターアワード)商品賞を受賞するなど、世界的にも認められています。 「まずは私が技術を身につけて、それを人に伝えていくことで雇用や自立の助けに少しでもなれればいいと考えています」 盛田さんはお店以外にも、「多摩っ子マイム」という教室で自身の芸を活かして子どもたちにパントマイムを教えています。この教室は軽度発達障害を持っている子どもたちの想像力や運動機能能力、協調性を養うことを目標としています。 「身体を動かすことは心を解放すること。なにか理由があって道に迷っているひとや心が詰まっているひとを、私に出来ることがお役に立てれば嬉しく思います」 盛田さんのひとに向き合う姿勢と眼差しは、豊かな水源が悠々と溢れる昭島というまちによく似合っているようです。 まるで昭島に湧くオアシスのように、盛田さんは優しい微笑みでまちの人びとを癒し続けています。13

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