夢つなぎ人第3版
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住宅街の中にあるクリエートふじは地元の人びとが日常的に利用する老舗です。 水の都・昭島へやってきた昭和53年 住宅街にある「クリエートふじ」。扉をくぐると、にかっと笑って店主・藤森さんが明るく出迎えてくれました。レトロな雰囲気は、この店が40年この街に根ざしてきた証。長らく地元の人たちから親しまれてきた、まちのクリーニング屋です。 藤森さんの故郷は山形県。なぜ、この昭島でクリーニング屋を営むことになったのでしょうか。 「昭和30年、15歳の時に集団就職で上京して、はじめは葛飾区の鉄鋼業に就いていました。ビスとかボルトとか、そういう細かいものを作っていたんです。その頃の水道水なんて飲めたものじゃなかった(笑)」 その後、西東京市で兄のクリーニング屋を手伝ったのを機に、自らもクリーニング屋で独立することを志したそうです。昭島にやってきたのは、昭和53年。一度は町田市で友人と共同で店を出したそうですが、あまりうまくいかず、奥さまの実家のある昭島に居を移したそうです。 「敷地の東南の角に店を出さないか、と言っ19

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