夢つなぎ人第3版
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年季の入ったアイロンや洗濯機は藤森さんの大事な仕事道具です。ないでしょうか。水を取り入れやすくて、思った以上にクリーニングをやるのに向いている場所でした。昔は樽に水を貯めていたんです。洗い、すすぎ、アイロン…水をたくさん使いますから、とても助かりましたよ」 クリーニングは、服の生地や形状に合わせて、微妙な調整が必要になる職人仕事。特に洗うときの水の量や温度には細かく気を遣っているそうです。「仕事を支えてくれる水を、大切にしていきたいと思いますね。だから節水を心がけているんです」 藤森さんがアイロンを手にすると、表情がきりりと引き締まります。蒸気が立ち上る中、すっすっと迷いなくアイロンを進める様は、まさに手仕事。職人仕事を支える「あきしまの水」に大きな価値を感じました。21

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