夢つなぎ人第3版
29/48

薬袋造園では緑豊かな植物が出迎えてくれる。 水を守るために、樹木を植える 「樹木は、水を守る存在」と薬袋さん。昭島の人たちの暮らしを支える良質な水を保っていくには、市内にある緑地を守っていかなければならないと考えています。 「木自体に保水力があるだけではなく、木があることで日陰ができ、水が十分に地面に給水されていくんです。木を切りすぎると、地面に日陰がなくなり直射日光によって水分が蒸発してしまいます。それに、住宅街に少し緑があるだけで景観が変わりますよね。余白が生まれるというか。緑地自体が、街に暮らしやすさを生む重要な要素だとも感じています」 そんな思いから昭島の緑を守ろうとはじめたのが、「あきしまさくら」のプロジェクト。高齢化などにより畑にすることが難しい市内の空き地を、さくらの木をはじめ草木を栽培する生産緑地として活用しています。さくらといっても一様ではなく、アマノガワ、ヨウコウ、コヒガンなどさまざま。生産した木は、主に小学校で行われるイベントを通じて、市民と一緒に植栽されていくそうです。27

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

POWERLIVE3のトラブルシューティングの画像

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です