夢つなぎ人第4版
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自ら「やりたい」―継承は自然な流れ「小さいころ、父が水道管の修理をする現場に一緒に行って楽しかったことを覚えていますし、ダンプカーに乗せてもらった思い出もあります。だから寂しかった思い出はないんです」。 雅英さんが跡を継ぐことを意識したのは、大学生のとき。設備工事を学べる職業訓練校があると友人から聞いて参加し、改めて父の仕事に興味を持ったと言います。「大学を卒業したら設備会社に就職すると言うんです。知らない間に水道工事に不可欠な施工管理士資格の2級まで取得していて驚きました。でも、『俺は何を言われてもやる』と言うので、見守ることにしたんです」と貴俊さん。水道工事の様子。「工事を通して社会貢献をする」意識も雅英さんが受け継ぐ。「自分の力がなければ、頼ってくる人を助けることはできない。会社の本当の力を付けて、社会のお役に立っていきたい」と語る。8

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