夢つなぎ人第4版
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未来へつなぐ「水の守り人」 二代目への継承をし、さらに雅英さんの姉の長男と次男、貴俊さんの二人の孫が競うように「じいちゃん、俺がやるよ」と継承宣言をしているのだとか。「それを聞いた時には涙が出るほど嬉しかったですね」と貴俊さん。雅英さんも「僕は、父と彼らの中継ぎとして頑張ろうと思っています」と笑顔を見せます。「災害などで、水道管が破裂したときなどに、真っ先に駆け付けるのは私たち。この責務を果たすために会社を続けていくのは、身が引き締まる思いです。『水の守り人』であるというのは永遠のテーマですね」と貴俊さん。お二人の柔らかい笑顔の奥には、「あきしまの水を代々守る」硬い決意が光っていました。国営昭和記念公園レインボープールの電気機械設備運転管理業務も担う。継承宣言をしているお孫さんも重機に乗るのを楽しみにしていたそう。9 それから雅英さんは土木職人として働いた後、父が営む奥山設備に入社。平成30年に、代表取締役に就任しました。「継いでほしいという父からのプレッシャーは全くありませんでした。父は元気ですが年齢的な心配もあり、2年ほど前に『今が継ぐタイミングじゃないか』と思ったんです。それで、『俺がやるからいいよ』と。会長も『いいんじゃないか?』という感じでした(笑)」。

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