夢つなぎ人第4版
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新風が吹き渡る老舗和菓子店 モダンな外観が目を引く酒井屋製菓。でも店内に入ると、新しい空気と約65年の歴史を持つ和の空気が心地よく混ざり合い、落ち着いた雰囲気に包まれます。それは、お店で働く皆さんの空気そのもの。 お店を切り盛りするのは、三代目店主の杉山剛さん、麻美さん夫妻と、二代目店主で剛さんの父・功定さん、母・則子さん。小学生と保育園児のお子さんも、お手伝いをします。 剛さんは、大学在学中にお店を継ぐことに決め、卒業後、製菓専門学校に進学して和菓子づくりを学びました。そこで出会ったのが、洋菓子づくりを学んでいた麻美さんです。 剛さんは専門学校を卒業後、大宮、横須賀の和菓子店で修行を重ねました。その間に、洋菓子店に勤めていた麻美さんと結婚。専門学校と合わせると計8年間の修行を経て、二人で酒井屋製菓に戻りました。最初は以前のままの建物で営業していましたが、ある日、ショーケースが壊れたのだそう。「ショーケースってお菓子を並べる大事なものですが、結構高いんです。これを新しく買うんなら、あそこも、ここもきれいにしよう!って(笑)」と麻美さん。「ここに戻ったときは高齢のお客さんが中心で、『新しいお客さんも増やさなければやっていけない』と思いながらも、二代目の功定さんと則子さん。創業当初から変わらない味の酒まんじゅうは今も人気。11

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