夢つなぎ人第4版
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ビールで人とつながるお店へ 一方で、起業してお店を出すのは簡単ではありませんでした。飲食店の経営が初めてなのはもちろん、ビール醸造の免許取得が必要になるなど、ブルワリーの開店は通常の飲食店よりもハードルが高くなります。それでも千田さんは、ご本人の経験や人柄、周りの人とのつながりで障壁を乗り越えます。「ビールがコミュニケーションの場になるブルー・パブ(店内にビール醸造所がある飲食店)を作りたい」と友人に話したところ、「ビールをつくる会社を経営したい」という知人を紹介されました。その知人が「面白いね」と計画に賛同、経営面で協力してくれたことで、開店への動きが加速します。機械設計の経験から、スロベニアの製薬会社一般的に普及しているラガービールは大量生産に向き、喉ごしを楽しんで飲む。千田さんがつくるのは「エールビール」と呼ばれる、香りや苦味を楽しむビール。16

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