夢つなぎ人第4版
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クラフト体験で作った小物。写真下の動物のシマ模様は自然にできた木の断面の模様。21や森の声を伝える場でもあるようです。水に恵まれた街に住む幸せ「市内では、多摩川が長い年月をかけて移動したときにできた河岸段丘のところに、湧き水が出ていますよね。わさびを作っている方もいるなんてすごいことです」と臼井さん。「タール砂漠を旅すると、子どもたちが水がめを抱えて命をつなぐために水を運んでいます。それに対して私たちは街のそこかしこで水が湧き、水道からおいしい水が飲める。この豊かさはかけがえのないものなんです」と山本さんも語ります。 森林教室で配付される「あきしまの水」ペットボトルを、ほかのイベントに持参すると、うらやましがられるのだとか。「カラになっても、うちの水を入れれば『あきしまの水』」と臼井さんは笑います。山本さんも「どうしたら『あきしまの水』をもらえるの?と聞かれるので、森林教室においで、と答えます(笑)」。 お二人の「あきしまの水」愛、森林愛はかなりのもの。「森林教室で、自分たちも自然の一員だということを伝えていきたい」―お二人は、穏やかに笑いながらも、強い思いを語ってくれました。

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