Hi,あきしま第40号
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5「Hi,あきしま」1995年創刊から20年創刊当時は、女性問題についての啓発活動の一環として、女性の手による女性情報誌として誕生しました。編集に市民の方が初めて関わることとなりました。誕生までの道のり国連総会で1975年が国際婦人年と決められ、翌年から1985年までを「国連婦人年の10年」と呼びました。国内では総理府が「婦人問題企画推進本部」を設置し、1977年に「国内行動計画」を策定。東京都でも1978年には「婦人問題解決のための東京都行動計画」が策定されました。その後各地で行動計画の策定など、さまざまな取り組みが展開されていき、1979年には国連で「女子差別撤廃条約」が採択され、日本でも「男女雇用機会均等法」などの国内法を整備し、1985年にこの条約を批准しました。こうした流れの中で、昭島市でも市民の声が反映された行動計画をといった声が広がり、1989年に「昭島市婦人問題審議会」を設置し、同時に「婦人問題に関する市民意識・実態調査」も実施しました。地域に密着した行動計画策定を目指して「昭島市婦人問題審議会委員」に公募による市民が7名参加し、計20名の委員は、市長の諮問を受けてから2年間に3部会・全体会あわせて延べ52回にわたり熱心な審議を重ね、1991年に350項目を超える答申がなされました。この答申を受けて、1992年に庁内に「女性行動計画策定委員会」を設置し、1994年にあらゆる女性問題を解決し、男女共同参画型社会を実現するために昭島市が実施する事業計画「昭島市女性プラン」ができあがりました。この事業計画は、①男女平等教育の推進 ②福祉の充実と健康づくりの推進 ③社会参加の推進 ④平和な社会環境の創造 の4つを大きな柱ととらえ、女性情報誌については、①男女平等教育の推進の「女性問題についての啓発活動の推進」の中に書かれており、啓発活動の一環として発行しました。編集は市民の方に携わっていただこうと、1995年5月の広報で編集委員を募集し、17名の応募があり、公開抽選の結果10名の方が決まりました。また、情報誌の名称は8月の広報で募集し、編集委員会で決定しました。Hi,あきしまの今現在は、「昭島市女性プラン」「あきしまジェス21」を引き継ぐ、第3期の計画「昭島市男女共同参画プラン」(平成23年度から32年度までの10年間)に基づき、男女共同参画社会の実現をめざして、「男女共同参画に関する情報の収集・提供」「市民参画による男女共同参画の推進」の施策を図るため、公募の委員が、年2回の発行にあたっています。今年度の編集委員6名を紹介します。榎本眞弓 編集委員幼少より昭島で学び育ちました。水と緑に恵まれたこの昭島が好きです。祖父、父ともに昭島育ちで、縁深いこの地に恩返しできればと思います。私は現在、中学生の娘がいます。娘が社会を担う頃には、男女共同参画社会が実現されていることを願います。清田若子 編集委員美しい自然と美味しい水、生活の便利な昭島に移り住んでから25年、ここは私の故郷富山以上に大好きです。日頃からこの昭島のお役に立ちたいと思っていました。このたび「Hi,あきしま」の編集委員になって、2年目を迎えています。今回は、多くの人たちが悩んだり、関心を寄せている事柄や今後直面するであろう問題を取り上げ考えてみたいと思っています。倉水 勝 編集委員定年退職を機に「Hi,あきしま」編集委員に挑戦してみることにしました。在職中はSR(社会的責任)関連の業務に従事しておりましたのでこの経験を生かし皆様のお役にたてる情報発信ができればと思っております。また、読みやすい、魅力ある記事にするよう頑張りたいと思います。原 幸子 編集委員創刊号が発行されてから20年。その内容は、編集委員の方々の記事に対する真摯な取り組みと熱意が読み取れます。そのような皆さまの思いを引き継ぐ編集委員の一人として重みを感じながら1年間編集に携われればと思います。 山内昭裕 編集委員読みやすく、分かりやすく、一人でも多くの市民の皆さまに愛読されるように。渡邉啓子 編集委員市民の皆さまに、分かりやすく、興味を持っていただけるような誌面作りを頑張ります。

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