Hi,あきしま第43号
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2Hi,あきしま活動を始めたきっかけは 何ですか?きっかけは、ある日の出来事です。公園で遊んでいた子どもたちの声がうるさいと、通報されるということがあったのです。確かに、うるさかったのかもしれませんが、悲しい気持ちになりました。子どもたちが安心して遊べるようにしたい。かといって、いつもそばで見ているわけにもいかないですよね。それに、私たちは地域で生活をしています。私は「地域」にこだわりました。「子どもは地域で育つ」だったら、地域の子どもたちのために「何か」できないか。そこで、「子どもたちが安心して出入りできる場があったら、どんなに楽しいだろう」と思って、とりあえず、思い切って自宅の近所に場所を借りました。なぜ、地域の子どもたちのために?思い起こせば、自分の生きてきた道の中にあるような気がします。私はよく児童館で過ごしていました。そこには、スタッフさんがいて、自由に過ごさせてくれたり、話を聴いてくれたり、私にとって憩いの場でした。ある時、家を飛び出した私は、なぜか児童館へ行ったんです。すると、スタッフの方が迎え入れてくれて、なんと児童館に泊めてくれた(笑)。今思えば、そのスタッフさんも勇気があるというか、ご自宅のこともあったでしょうに、よくそんなこと許してくれたなぁと。その方とは今でも仲良くさせていただいており、大変感謝しています。そんな経験が「び~の」の根底にあると思います。これまでの歩みを教えてください子どもの居場所を作ろうと思って、とりあえず場所は用意したわけですが、私にはどうすればよいかまるでわからない。それで、同じ子ども会のママで、放課後子ども教室のコーディネーターをやっている人がいたので声をかけてみました。そうしたら、もう1人その場にいたのですが、その2人が「企画ならお任せ♪」と言って乗ってくれた。そこでメンバーが3人で、サロンとして登録するところから始めました。メンバーそれぞれには役割があって、実働は私とコーディネーターの方、お便りなどの作成はもう1人の方、そのあとから、もう1人加わって、「び~の」を運営しています。できる人ができることをやるという関係も、とてもいいと思っています。6月にスタートして、最初は毎週木曜日の放課後、午後2時から5時まで開放しました。1回の参加費は、おやつが付いて100円です。7月には、福島自治会館を借りて、カレーパーティーをやってみたところ、子どもと大人合わせて55人が集まりました。仕事帰りに立ち寄ってくれるお父さん、お母さんもいて、一緒になって食事をしたり、花火をしたり大変盛り上がりました。気が付けば「子ども食堂」だったねとメンバーで話したくらいです。夏休みは、最初の1週間と最後の1週間、午前10時30分から午後1時まで開室し、勉強道具を持ってきてもよ子どもを地域でのびの~び育てたい!地域のママたちで立ち上げたこどものサロン「び~の」(福島町)・昭島ふれあいほっとサロン(昭島市社会福祉協議会)登録団体・平成28年6月発足。代表の末永さんほか、3人の同じ地域に住むママたちで運営・木曜日は放課後の居場所として、隔週金曜日はみんなでご飯を食べることを目的に開設・学校の長期休業日や振替休業日にはイベントも開催今回は、代表の末永さん(3人のお子さんを持つ働くママ)にお話をうかがってみました。特集

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