2014年4月1日号
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4昭島市役所☎544-5111(代表) 循環型社会の形成を推進するため、引き続き、小型家電やレアメタルの回収、生ごみの堆肥化などに取り組み、有用な資源の循環的な利用を進めていきます。 また、良好で健全な水循環を保持して行くことも大切です。昭島市の宝である地下水100%の安全でおいしい飲料水を、未来に向け維持していくため、引き続き、雨水の再利用などを進め、恵まれた地下水を大切に守っていきます。 将来に向けて持続可能な行財政運営を進めるため、引き続き、不退転の決意で行財政改革に取り組みます。 歳出の削減については、事務事業評価(※3)をもとに適切な見直しを進め、引き続き、民間委託化の推進や職員数の削減などに取り組みます。 また、昨年度、策定を進めた公共施設台帳を基礎資料として、公会計制度の改革などにもじゅうぶん配意し、また、中長期的な財政計画とも連携を図りながら、今後の公共施設の在り方について、総合的な検討を進めます。 歳入の確保については、市税等の収納対策として、引き続き、公平公正の観点から、滞納処分の執行などを徹底します。また、使用料及び手数料などの受益者負担については、コスト主義を基本としながら、民間や他の自治体の状況も勘案したうえで、現状を再点検し、受益と負担の更なる適正化に努めていきます。 昨年度は、市民会館のネーミングライツ(※4)の導入など、新たな歳入確保策の取り組みを進めました。本年度も、施設の魅力や市民サービスの向上にもつながる取り組みについて、検討を進めていきます。 次に、行財政運営の拠点となる市役所の改革についてです。市役所は、職員こそが最大の経営資源です。本年度も、人材育成基本方針に基づき、充実した研修の実施や人材の相互交流などを通じて、行政のプロフェッショナルとして市民から信頼される、自律した職員の育成を進めます。 また、職員の健康支援と健康管理を進める中、メンタルヘルス対策の充実にも努めていきます。更には、各部課が連携を深め、良好なコミュニケーションが確保される中、職員相互が信頼関係で結ばれる、風通しの良い職場環境の実現にも努めます。 はじめに、教育委員会制度の改革についてです。昨年12月、国の中央教育審議会から、今後の地方教育行政の在り方について答申がなされました。具体的な取り組みは今後の検討に委ねられていますが、首長として、自らに課せられた責務をしっかりと自覚し、教育の中立性と安定性の確保にじゅうぶん配慮しながら、責任ある教育の実施に努めていきます。 次に、人づくりについてです。「礼記」の中に「玉、磨かざれば、器ならず。人、学ばざれば、道を知らず。」とあります。これは、どんなに立りっ派ぱな宝石でも、磨いたり細工をしたりしなければ宝器として用をなさないのと同じように、いくら良い資質や才能を備えていても、自ら勉学に励み自己の修養を積まなければ、人としての道を知り実践することはできないという教えです。 宝石も、磨くことによって初めて光り輝きます。人間も、鍛錬することによって初めて、立派な個人として社会で活躍ができるようになります。だからこそ、必ず磨かなければなりません。 私としても、教育に関わるすべての場において、切せっ磋さ琢たく磨まが実践され、確かな学力や人間性などといった知・徳・体の調和の取れた、我が国の未来を担う人材の育成が図られるよう、全力で取り組みます。教育に対する思い 市政運営に関するこれらの基本的な考え方を盛り込んだ本年度予算は、喫緊の課題や行政が今なすべき施策について、じゅうぶんな配分の確保に努め、「元気都市あきしま」のまちづくりが大きく前進していくことが市民の皆様にも確信していただけるような、正に元気が出る積極予算としました。 私は、11万市民の生命と財産を守り、福祉の向上を図るという、市長就任以来の決意に今一度立ち返り、道を誤ることなく、市民本位のまちづくりに全力で取り組みます。そして、市民の皆様が安全で安心して暮らしていける、人も、まちも、緑も、健康・健全で元気な昭島を、市民の皆様とともに創りあげ、未来の世代にしっかりと引き継いでいきます。 皆様の変わらぬご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。※3= 事業の必要性・有効性・効率性などを評価すること※4= 施設などに命名する権利のこと。施設所有者がこの権利を企業に与える代わりに、収益を得る5 将来を見据え、持続可能な行財政運営の確立に向けた、行財政改革の取り組みおわりに

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