広報あきしま11月15日号
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4昭島市役所☎544-5111(代表)会計から15億4000万円、市の国民健康保険のための基金から2億円を繰り入れました。ただし、25年度は保険給付費の減少や、前期高齢者交付金、都支出金の増加などにより歳入超過となったため、26年度に一般会計へ3億円を繰り出しました。◎加入者1人当たりの医療費と保険税 加入者1人当たりの医療費と保険税は、図3のとおりです。 24年度と比べると、医療費は1519円増加し29万1171円、保険税は350円増加し7万8129円となりました。 国民健康保険特別会計の決算の状況は、図1のとおりです。◎歳入 歳入の主なものは、加入者が納めた保険税のほか、国庫支出金(※1)、都支出金(※1)、前期高齢者交付金(※2)、共同事業交付金(※3)、療養給付費等交付金(※4)で、歳入の84・2%を占めています。 保険税収入は、収納率が向上したものの加入者数の減少などにより24年度に比べ減少し、まを超える額を繰り入れました。その結果、歳入の総額は24年度に比べ3.1%増加しました。 なお、国庫支出金のうち療養給付費等負担金は多く交付されたため、26年度に約1億円を返還します。◎歳出 歳出の主なものは、保険給付費、後期高齢者支援金等(※6)、共同事業拠出金(※7)で、全体の89・3%を占めています。 保険給付費は24年度に比べ減少しましたが、後期高齢者支援金等と介護保険納付金は増加しました。◎不足分を繰り入れ 保険税や、国・都支出金などの歳入だけでは歳出を賄えないことから、図2のとおり、一般平成25年度 国民健康保険特別会計の決算の状況た、国庫支出金や療養給付費等交付金も減少しました。 一方で、前期高齢者交付金は増加しました。また、収納率の向上に伴って都からの補助金が増額されたため、都支出金も増加しました。 しかし、これらの歳入だけでは、増加傾向にある保険給付費(※5)や高齢者の医療や介護を支えるための支援金を賄うことができないため、市の一般会計から赤字補てん分として10億円▼図3 加入者1人当たりの医療費と保険税103020医療費保険税年度万円25万8542円217万6134円27万8990円237万1123円28万9652円247万7779円26万7679円227万1994円29万1171円7万8129円25歳 入130億7710万円前期高齢者交付金30億4012万円(23.3%)国民健康保険税25億6216万円(19.6%)国庫支出金25億5948万円(19.6%)繰入金17億4000万円(13.3%)共同事業交付金12億4803万円(9.5%)療養給付費等交付金7億7467万円(5.9%)都支出金8億2160万円(6.3%)その他(諸収入など)3756万円(0.3%)介護保険納付金7億3791万円(5.9%)歳 出124億3125万円保険給付費81億2628万円 (65.4%)後期高齢者支援金等17億5016万円(14.1%)共同事業拠出金12億1976万円(9.8%)繰越金2億9348万円(2.2%)その他(基金積立金、総務費、諸支出金、保健事業費など)5億9714万円(4.8%)▼図1 平成25年度国民健康保険特別会計決算 市では、今後も歳入の確保に努めるとともに、特定健康診査や特定保健指導の実施などにより医療費の抑制を図り、安定した国民健康保険財政の運営に努めます。☆詳しくは、保険係へ。用語説明※1= 国・都が負担する補助金など※2= 前期高齢者(65〜74歳の方)の加入率が全国平均を上回る保険者(保険事業を運営する者)に対して交付されるもの※3= 医療機関が発行する診療報酬明細書1件当たり30万円を超える医療費の支払いに対して交付されるもの※4= 退職後に国民健康保険に加入し、一定の条件を満たす方の保険給付費に対して交付されるもの※5= 市が医療機関などに支払う費用※6= 75歳以上の方を対象とした「後期高齢者医療制度」を運営するために、保険者が支払うもの※7= 診療報酬明細書1件当たり30万円を超える医療費について、都内の全市区町村が共同で出し合うもの0 20 40 60 80 100 120 140億円歳入歳出130億7710万円124億3125万円保険税、国・都支出金など保険給付費など市が支払う費用一般会計から15億4000万円、基金から2億円を繰り入れ▼図2 繰り入れ金の状況

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