広報あきしま平成27年4月1日号
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3広報あきしま 平成27年4月1日号 都市としての価値を高め、人が集い、にぎわいと魅力にあふれ、未来に向けて発展するまちの礎となるものは、都市基盤の整備や都市機能の充実です。潤いやゆとりにあふれた都市基盤の形成は、豊かな市民生活や活発な産業活動を生み出すものであり、「元気都市あきしま」の確かな実現につながる、大変重要な取り組みです。 引き続き、本市の東西の玄関口となる立川基地跡地昭島地区の市街地整備事業並びに拝島駅南口周辺の整備事業の着実な推進を図ります。併せて、東中神駅とその周辺についても、北口交通広場と南北自由通路の整備や、駅舎の橋上化を図ります。 また、(仮称)教育福祉総合センターについては、(仮称)児童発達支援センターなどの新たな機能を加え、本年度、基本設計に着手します。このほか、中神土地区画整理事業や、都市計画道路をはじめとした主要幹線道路整備事業など、良質で魅力ある都市基盤の整備充実を図り、安らぎと潤いのあるまちづくりを進めます。 次に、産業の振興についてです。地域経済の活性化は、税収や雇用などに大きく関わり、市民生活の向上に直結します。引き続き、昭島の産業が活力にあふれるための支援策について、産学官金検討委員会(※3)に検討していただき、その実行に努めます。   併せて、昭島の元気を発信する昭島ブランド・フードグランプリや、昭島の新しい魅力としての定着が期待される郷土芸能まつりを、本年度も開催します。 昨年も地震や風水害などの自然災害が発生し、甚大な被害をもたらしました。これまでにも、戦後最大の国難である東日本大震災も経験しましたが、自然の猛威の中では人はなすすべがないことを実感しました。改めて、日頃から災害への備えに万全を期すという心構えを持ち、減災に、市民、行政ともに取り組む必要があると考えます。 まず、避難所の確保と円滑な運営が重要です。自治会の協力を得ながら、地域特性を生かした避難所運営マニュアルを学校ごとに策定します。また、減災の考え方や、自助・共助による取り組みを基本とした自主防災組織震災時活動マニュアルの策定を推進します。更に、地域防災計画に基づき、備蓄倉庫の整備と計画的な備蓄食糧・物資の確保に努め、災害対策の推進を図ります。 耐震化については、昨年度改定した耐震改修促進計画に基づいた推進を図るとともに、木造住宅耐震診断費補助事業の啓発や、上下水道の耐震化を推進します。 また、街頭防犯カメラを設置するなど犯罪にも備え、安全で安心して暮らせる昭島の実現を目指します。 健康で文化的な生活を送るうえで、豊かな自然環境は欠くことのできない大切な資源です。自然環境や資源を将来にわたって健全に保ち、次の世代に引き継いでいくことは、今を生きる我々の責務であると考えています。 そのため、持続可能な社会の実現に向けて、地球温暖化対策実行計画の推進を図り、市内の温室効果ガスの削減や住宅用新エネルギー機器等の普及促進補助、省エネファミリーの拡充事業を実施します。 水循環への取り組みとしては、地下水100%の水道水を次の世代に引き継ぐため、雨水の再利用と節水への取り組みを進めます。また、国や都と連携し、市の地域特性を反映した水循環の維持に努め、官民連携のウォータープロジェクト(※4)に参加します。 自然環境保全への取り組みとしては、岩手県岩泉町や奥多摩町とそれぞれ環境連携交流事業を実施します。 今後も環境基本計画に基づき、かけがえのない自然を将来にわたってしっかりと引き継いでいきます。2にぎわいと魅力にあふれ、快適で活力のあるまちづくりへの取り組み3ともに守り、未来につなぐ、安全で安心なまちづくりへの取り組み4ともに育み、ともに守り、次の世代につなぐ環境への取り組み次ページへ続きます※3= 地域産業の活性化について調査・研究を行う、商工業・大学・行政・金融の専門機関で構成する委員会※4= 国・地方公共団体・事業者などが、水資源の保全のために啓発活動を行うプロジェクト

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