広報あきしま 2017年7月15日号
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7広報あきしま 平成29年7月15日号ジカ熱・デング熱の感染に注意 ジカ熱やデング熱は、ウイルスを持っている蚊に刺されて感染します。人から人へ感染するのは、血液や体液によるものなど非常にまれな場合で、飛沫まつ感染することはありません。 ジカ熱やデング熱について正しい知識を持ち、予防を心がけましょう。☆詳しくは、健康係(あいぽっく内)☎5445126へ。 ジカウイルスを持っている蚊に刺されて感染します。 症状として、発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、頭痛などが現れ、2〜7日で回復します。症状は軽く、また、出ないこともあるため、感染しても気づかない場合があります。特有の治療法はありません。◉日本国内での感染 感染は、中南米やアジア太平洋地域で多数報告されていますが、国内での例はありません。 しかし、海外の流行地で感染水がたまったままにしない×感染者を刺してウイルスに感染した蚊感染者ウイルスを持った蚊に刺されると感染して発症した例が、日本でも報告されています。◉胎児への影響 母子感染による小頭症との関連性が疑われています。 小頭症とは、赤ちゃんが小さい頭で生まれるか、出生後に頭の成長が停止する状態をいい、治療法はありません。 現在調査が行われており、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)や日本の国立感染症研究所では、詳しい結果が出るまで、妊婦の方は流行地への渡航を控えるよう呼びかけています。◉予防のために ジカ熱に有効なワクチンはありません。海外の流行地への渡航を避けることが一番の予防策です。 流行地に渡航する場合は、厚生労働省検疫所や外務省の海外安全情報のホームページなどで、事前に現地の状況を確認しておきましょう。 また、現地では、虫よけのスプレ―などを使用する、長袖や長ズボンを着用してできる限り肌の露出を控えるなどして、蚊に刺されないよう注意しましょう。◉心配な場合は相談を 流行地から帰国する際、心配なことがある方は、空港などの検疫所で相談してください。 帰国後は、最寄りの保健所に相談してください。昭島市の担当は、多摩立川保健所☎042-524-5171です。 なお、詳しい情報は、厚生労働省や厚生労働省検疫所のホームページでもご覧いただけます。 デングウイルスを持っている蚊に刺されて感染します。 すべての人が発症するわけではありませんが、蚊に刺されてから2〜15日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、関節や筋肉の痛み、発疹などの症状が現れます。特有の治療法はありません。1〜2週間で回復に向かい、出血症状などの重症化はまれと言われています。◉日本国内での感染 デング熱の流行している地で感染した人が、日本国内で蚊に刺され、その蚊がまた別の人を刺した場合に、感染する可能性があります。◉予防のために デング熱に有効なワクチンはありません。予防のために、次のことを心がけましょう。*蚊を増やさない 蚊は水のたまる場所に卵を産んで繁殖します。蚊が入らないよう、雨水タンクなどには蓋をしてください。家の外に置いている用具・容器・鉢植えの皿などは、水がたまったままにならないように片づけましょう。水がたまる場所を片づけられない場合は、定期的に清掃したり水を換えたりする、必要に応じて薬剤を使用するなど、蚊の繁殖を防ぎましょう。デング熱とはジカ熱とは また、蚊の生息場所をなくすため、やぶや雑草は定期的に刈り取りましょう。*蚊に刺されない ウイルスを媒介する蚊は、5月中旬〜10月下旬、主に日中に活動します。屋外では長袖や長ズボンを着用してできる限り肌の露出を控える、虫よけのスプレーなどを使用する、網戸や防虫網などで屋内に蚊を入れないなどして、蚊に刺されないよう注意しましょう。◉心配な場合は受診を 症状が疑われる場合は、すぐに医療機関で受診しましょう。夜間・休日は、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」☎03-5272-0303(24時間受け付け)をご利用ください。 なお、詳しい情報は、厚生労働省や東京都感染症情報センターのホームページでもご覧いただけます。

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