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アキシマクジラのひみつ

更新日:2018年03月28日

アキシマクジラってなんだろう?

アキシマクジライメージイラスト

アキシマクジラのイメージ

昭和(しょうわ)36年(1961年)8月に昭島市(あきしまし)で発見(はっけん)されたクジラの化石(かせき)のことだよ。
大きさは、やく13.5メートルで大体、大型(おおがた)バスと同じくらいの大きさで今から、やく200万年前に生きていたといわれているよ。
地球(ちきゅう)にはたくさんのしゅるいのクジラが住んでいるけど、アキシマクジラは世界の中で昭島(あきしま)でしか発見(はっけん)されていないクジラなんだ。

 昭島(あきしま)には海がないのに、どこにクジラが住んでいたの?

地図などで日本列島(れっとう)の形を見たことがあるかな?
今みんなが住んでいる日本列島(れっとう)は下の図のような形をしているよね。
日本地図現代

でも、ずっと前から日本は今と同じ形をしていたわけじゃないんだ。
海がへったりふえたりして、日本の形は何度(なんど)もかわっていったよ。
アキシマクジラが生きていたころ、この昭島市(あきしまし)のあたりは海だったんだ。

古代日本地図

 

化石(かせき)になるむずかしさ

化石が人間にみつかるまで。動物や魚が死に陸や海の底に横たわる。やがて生き物の死がいが骨になる。その上に土や砂が積もっていく。長い年月がたち骨は化石に変わる。山がより高くなったり、海が陸になったりする。風雨などの影響で地層が削られ、化石が人間に見つかる。
実(じつ)は、アキシマクジラが化石(かせき)になって今の時代(じだい)まで、のこっていることはとてもすごいことなんだ。生物(せいぶつ)はいくつかの、じょうけんがそろわないと化石(かせき)にならないよ。また、せっかく化石(かせき)になれても、地面(じめん)が動(うご)いたり、火山(かざん)がふん火したり、地球(ちきゅう)の活動(かつどう)で化石(かせき)がこわれてしまうこともあるんだ。

化石(かせき)が見つかった場所(ばしょ)

化石が見つかった場所

昭島市(あきしまし)には多摩川(たまがわ)が流(なが)れているよ。アキシマクジラの化石(かせき)はその多摩川(たまがわ)の川原(かわら)で見つかったよ。田島政人(たじままさと)さんと田島芳夫(たじまよしお)さんの2人が見つけたんだ。とても大きなニュースになってテレビやラジオで取(と)り上げられたよ。

発掘(はっくつ)とふく元

発掘(はっくつ)

発掘のようす

発掘(はっくつ)のようす

化石(かせき)を見つけたら、まず土にうまっている、化石(かせき)をすべてほり出すよ。化石(かせき)はこわれやすく、うまっていた、位置(いち)を記(き)ろくしながらほり出すから、とても大へんな作業(さぎょう)だったんだ。小学校の先生や昭島市(あきしまし)に住んでいた、たくさんの人が発掘(はっくつ)にさんかしたよ。このときにクジラの骨(ほね)の化石(かせき)ということはわかっていたけど、どんなクジラかはよくわからなかったんだ。  

ふく元

復元作業のようす

化石(かせき)をほり出したら、土やよごれをきれいにするよ。おれてしまったところや、バラバラになってしまったところをつなぎ合わせて本物(ほんもの)の骨(ほね)の位置(いち)にならべて整理(せいり)することをふく元というよ。ふく元はとても細(こま)かくて大へんな作業(さぎょう)で、1年間もかかったんだ。

 

化石(かせき)の研究(けんきゅう)

発掘(はっくつ)のときにクジラの骨(ほね)ということはわかったけれど、どんなしゅるいのクジラかはわかっていないね。そこで、どのクジラの骨(ほね)かどうかわかるように、化石(かせき)の研究(けんきゅう)をしていくよ。群馬県立自然史博物館(ぐんまけんりつしぜんしはくぶつかん)の木村敏之(きむらとしゆき)先生と長谷川善和(はせがわよしかず)先生、国立科学博物館(こくりつかがくはくぶつかん)の甲能直樹(こうのなおき)先生が研究(けんきゅう)をしてくれたよ。


研究をした先生たち

まず、どんな骨(ほね)か、はっきりわかるように化石(かせき)をきれいにするよ。また、化石(かせき)がとてもこわれやすくなっていて、樹脂(じゅし)というものをしみこませて、化石(かせき)をかたく、じょうぶにしたよ。
化石(かせき)をきれいにしたら、よーくかんさつして、どのクジラの骨(ほね)の化石(かせき)か考えていくよ。クジラにはたくさんの仲間(なかま)がいるんだ。

  • クリーニング作業のようす

    化石をきれいにするよ

  • 化石の観察

    どのクジラの骨の化石かな?

 

クジラの仲間(なかま)たち

ハクジラ

歯(は)があるクジラだよ。イカなどを食べるよ。
ハクジラの仲間(マッコウクジラ・バンドウイルカ・シャチなど)

 

ヒゲクジラ

クジラのうね

歯(は)がないよ。そのかわりにクジラヒゲが生(は)えていて、プランクトンや小魚を食べるよ。また、ヒゲクジラの中には「ウネ」とよばれる、おなかのしましま模様(もよう)があるしゅるいのクジラがいるよ。ウネはエサと海水を同時に飲(の)みこんで、たくさんの水を飲(の)みこんだときにおなかがふくらむように、そなわっているんだ。

 ヒゲクジラの仲間(コククジラ・ナガスクジラ・セミクジラなど)

 

 

アキシマクジラはどの仲間(なかま)とにているかな?

骨はどれと似ているかな
頭や下あごの、骨(ほね)の形を比(くら)べてみると、アキシマクジラはコククジラによくにていることがわかったよ! 

 

海洋大コククジラ

今生きているコククジラ

 

コククジラとちがうところはないかな?

コククジラとアキシマクジラの比較
たくさんのクジラの仲間(なかま)たちの中ではコククジラとにていたね。だけど、アキシマクジラとコククジラは頭の骨(ほね)の形がちょっとだけちがうように見えるよ。

個体差(こたいさ)

個体差イラスト

頭の形がちょっとだけちがうのは、わたしたち人間が一人ひとりちがう顔をしていて、黒いかみの人も金色のかみの人もいるちがいと同じかな?それとも、わたしたち人間の手とチンパンジーの手がちがうのと同じちがいかな?

 

チンパンジーと人の手の比較

わたしたち人間にいろんな顔、かみの色、目の色の人がいる、このちがいのことを個体差(こたいさ)というよ。左(ひだり)の図を見てみると、わたしたちの手とチンパンジーの手はよく、にた形をしているけど少しだけちがうね。このちがいは属(ぞく)のちがいといって、人間とチンパンジーはちがうしゅるい の生物(せいぶつ)だからなんだ。生物(せいぶつ)は次(つぎ)の図のように仲間(なかま)分けされているんだ。


チンパンジーは霊長目・ヒト科・チンパンジー属。ヒトは霊長目・ヒト科・ヒト属。チューリップはユリ目・ユリ科・チューリップ属。コククジラはクジラ目・コククジラ科・コククジラ属。ノコギリクワガタはコウチュウ目・クワガタムシ科・ノコギリクワガタ属。


 
  
   

世界中のコククジラとの比較

アキシマクジラとコククジラのちがいは個体差(こたいさ)かな?属(ぞく)や種(しゅ)のちがいかな?もっとよく調(しら)べてみよう! 世界中(せかいじゅう)のいろんな国(くに)のコククジラと比(くら)べたよ。

 

アキシマクジラは新種(しんしゅ)

コククジラの鼻の骨はとがっているけど、アキシマクジラの鼻の骨はとがっていないんだ。これは個体差ではなく、種の違いがあるという証明になるんだ!
研究(けんきゅう)のけっか、アキシマクジラは今まで世界中(せかいじゅう)のどこからも見つかっていなかった新しいクジラということがわかったよ!コククジラとよくにているけど、種(しゅ)のちがいがある、ということがわかったんだ。新しいクジラということがわかると、世界中(せかいじゅう)の人たちがおぼえられるように「学名(がくめい)」というものをつけるよ。学名(がくめい)は国際動物命名規約(こくさいどうぶつめいめいきやく)というルールにしたがって、ラテン語(ご)でつけられるんだ。アキシマクジラは「Eschrichtius akishimaensis(エスクリクティウス アキシマエンシス)」という 学名(がくめい)をつけてもらったよ。「エスクリクティウス」は「コククジラ属(ぞく)」という意味(いみ)で、「アキシマエンシス」には「昭島(あきしま)生まれの」や「昭島(あきしま)で見つかった」という意味(いみ)があるよ。世界中(せかいじゅう)で使われる学名(がくめい)に昭島(あきしま)の名前が入っているんだ!
論文

アキシマクジラの発見(はっけん)でわかること

生物多様性(せいぶつたようせい)

アキシマクジラの研究(けんきゅう)のように、わたしたちが生きている今の時代(じだい)だけではなく、過去(かこ)について研究(けんきゅう)し、知っていくことで、今わたしたちをとりまく、かんきょうや地球(ちきゅう)のこと、生物(せいぶつ)の多様性(たようせい)について考えることができるよ。

動物の進化のイメージ図

動物(どうぶつ)の進化(しんか)のイメージ図

さらには、過去(かこ)についての研究(けんきゅう)のおかげで、未来(みらい)のことを考えたり、予測(よそく)したりすることができるよ。過去(かこ)を知ることは未来(みらい)にもつながっていくんだ。          

 

アキシマクジラの研究(けんきゅう)にかかわったたくさんの人々(ひとびと)

みんなが200万年前のアキシマクジラの化石(かせき)を見ることができるのは、たくさんの人が化石(かせき)のほぞんのために、力をつくしてくれたおかげなんだ。これからもアキシマクジラを大切(たいせつ)に守り、未来(みらい)の人々(ひとびと)につたえていけるようにしなくてはならないね。
アキシマクジラの研究にかかわった人々

 

 

アキシマクジラはどこで見られるの?

群馬県立自然史博物館

アキシマクジラの化石(かせき)はこれからいろいろなクジラの研究(けんきゅう)のために、群馬県立自然史博物館(ぐんまけんりつしぜんしはくぶつかん)に大切(たいせつ)にほかんされているよ。アキシマクジラの化石(かせき)は世界(せかい)にひとつしかないから、クジラの研究(けんきゅう)の中で見本や目じるしとなるものなんだ。そのため、化石(かせき)がきずついたり、こわれたりしないようにふだんは公開されていないよ。

教育福祉センター

昭島市(あきしまし)では、平成(へいせい)32年にオープンする予定の教育福祉総合(きょういくふくしそうごう)センターの入り口にクジラの大きさをさいげんした化石(かせき)のレプリカをてんじする予定だよ。また、郷土資料室(きょうどしりょうしつ)には本物(ほんもの)の化石(かせき)の一部(いちぶ)をてんじする予定だよ。オープンまで楽しみにしていてね。

 

 



お問い合わせ先

生涯学習部 社会教育課 文化財担当(窓口の場所:2階4番窓口)
郵便番号:196-8511
住所:昭島市田中町1-17-1
電話番号:042-544-5111(内線:2259)
ファックス番号:042-541-4337

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