平成28年4月1日号
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4昭島市役所☎042-544-5111(代表)おわりに盤の確立に努めます。 人口減少・超高齢化社会にあっても、老朽化が進む公共施設の維持・管理や更新に係る費用など、財政負担の増加に対応しなければなりません。そこで、今後の公共施設の在り方の方針となる「公共施設等総合管理計画」の策定に向けた取り組みを進めます。 マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)については、個人情報の保護にじゅうぶん配慮しつつ、情報ネットワークシステムを利用した情報連携業務に適切に対応していきます。更に、マイナンバーカードを活用したコンビニエンスストアでの住民票の写しの交付など、市民サービスの向上に取り組みます。 次に、市職員の人材育成についてです。新たな人事評価制度を導入して職員の主体的な職務遂行能力を育成するとともに、公務能率の向上と組織全体の士気高揚を図ります。また、職員の創意工夫を市役所の改革につなげるため、部活性化プロジェクトや職員提案制度を推進します。 また、第四次中期行財政運営計画の最終年を迎え、計画に位置づけた目標値を達成するため、歳入確保と歳出削減の両面からの取り組みを、より強固に進めます。 歳入確保については、市税などの収納対策に努めるほか、使用料・手数料などの受益者負担の適正化を図ります。 歳出削減については、聖域なき民間委託の推進、職員数の削減や給与の適正化に取り組みます。 昨年4月に教育委員会制度の抜本的な改革が行われました。これにより、新たに総合教育会議を設置し、「昭島市教育に関する大綱」を策定しました。今後も大綱に基づき、子どもたちの成長をしっかりとサポートできるよう、教育委員会との連携を図ります。 本年度は、家庭と教育現場とが連携しながら子どもたちの自立心を育むことを基本に、次の5点を重点施策として取り組んでいきます。 1点目、「確かな学力の定着」では、学習に課題のある児童・生徒の学力向上に取り組みます。 2点目、「豊かな心の醸成」では、家庭と連携し、自立心を持つ、他人を思いやる、社会のルールを守るなど、心の教育の充実を図ります。 3点目、「健やかな体の育成」では、学校ごとに、体力向上への取り組みを継続して行います。 4点目、「輝く未来に向かって」では、知・徳・体のバランスを取りながら、子どもたちの成長をしっかりサポートする施策を推進します。 5点目、「生涯学習の推進」では、(仮称)教育福祉総合センタ―の各施設が有する役割がじゅうぶんに果たされ、それぞれがしっかり連携するよう整備していきます。 現代の子どもたちを取り巻く環境は、人口減少、少子高齢化、高度情報化、グローバル化など、激しく変化しています。 こうした社会において、困難な状況でもたくましく自分自身 市政運営に対する基本的な考え方を盛り込んだ本年度の予算は、喫緊の課題や行政が今なすべき必要な施策にはじゅうぶんの未来を切り拓ひらいていくためには、生きる力を身につけることが必要であると考えます。そのためには、子どもが自ら考え、自ら育つ力を形成していくことが、以前にも増して求められているものと思います。 また、さまざまな国の人との相互理解を深め、他人を思いやる心や自立心を持ち、国際社会でも活躍できるよう、グローバルな人材の更なる育成に努めます。 本年度も、教育に関わるすべての方と連携し協力しながら、家庭、学校、そして地域社会が一体となった人づくりへの支援に努め、未来を担う人材の育成について、全力で取り組んでいきます。な配分に努め、昭島を元気に満ちた、魅力ある都市として将来に引き継いでいくことができるよう、将来に希望の持てる予算としました。 今日の昭島は、多くの困難を乗り越えてきた先達の、たゆまぬ努力により築かれてきたものです。今を生きる私たちもこれを受け継ぎ、ずっと住み続けたい、住んでみたいと思える、個性と魅力にあふれる昭島を創り上げ、引き継いでいく責務があります。 「礼記」に「官正しきとき、国治まる」とあります。公務に携わる者として、法の遵守はもとより、公平公正な立場で市政運営にあたらなければならないものと強く思っています。 11万2千余りの市民の生命と財産を守り、福祉の向上を図るとの決意のもと、清潔・公正・情熱を旨としながら公平公正な市政運営を貫き、次の世代にしっかりと引き継ぐことのできる「元気都市あきしま」の確かなる実現に向けて、なお一層精進していきます。 皆様方のご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。教育施策の基本方針
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