あきしまの教育第90号
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あきしまの教育2平成29年度全国学力・学習状況調査の結果について文部科学省が小学校6年生と中学校3年生を対象に4月に実施した調査の昭島市における結果をお知らせします。この全国学力・学習状況調査は、全国的な児童・生徒の学力や学習状況の把握・分析と教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童・生徒への指導の充実や学習状況の改善等に役立てるために実施するものです。調査は、国語と算数・数学で知識を問うA問題と、知識を活用する力を問うB問題で出題されました。また、学習状況についてはアンケート方式により実施されました。昭島市の小・中学校では、各調査とも都の平均正答率を下回る状況でした。学力と学習状況の関係を分析すると、児童・生徒に共通の傾向として「家で、学校の授業の予習をしていますか」という設問では、「している」と答えた子どもと「全くしていない」と答えた子どもでは、平均正答率で最大約8・小学校6年生【平均正答率】  (%)昭島市東京都全国国語A757674.8国語B576057.5算数A798178.6算数B464945.9中学校3年生【平均正答率】  (%)昭島市東京都全国国語A757977.4国語B697472.2数学A616664.6数学B455048.12ポイントの差がありました。また、「家で、学校の授業の復習をしていますか」という設問では、児童・生徒とも「している」と答えた子どもと「全くしていない」と答えた子どもでは、平均正答率で最大約10・5ポイントの差がありました。これらのことから、児童・生徒が家庭で予習や復習をする習慣を身に付けることが学力向上につながると考えられます。予習をすることが、児童・生徒の学校での授業理解につながり、この理解が次なる意欲となります。また、復習をすることで、その日の学びを確かなものとし、次なる学習の見通しをもつこともできます。このことで、予習や復習をすることへの良さを感じ、習慣化することができ、学力向上にもつながってきます。各学校においては、今回の調査結果を分析し、つまずきの多かった問題等をもとに、授業の改善に向けた取組を進めてまいります。各家庭でも、お子さんの家庭学習への意欲的な取組への奨励と、定着へ向けたご支援とご協力をよろしくお願いします。昭和中学校は、昭和22年、昭和町福島1082(現在の東町2-6-22)に開校され、これまで2万1千余の卒業生が昭和中学校を巣立ちました。11月2日には、開校70周年記念式典をKOTORIホールにて開催しました。当日はたくさんのご来賓の皆様がお祝いにお越しくださり、厳粛な中にも、生徒会によるスライドショーや吹奏楽部の記念演奏なども交え、全員合唱「ふるさと」で幕を閉じる、昭和中らしい心温まるひとときとなりました。「ハートフル昭和」のいっそうの具現化を目指し、これからも教職員一同、全力で邁進します。11月9日に創立70周年を記念し、式典・祝賀会が行われました。式典では、生徒達の思いを込めて全校生徒による合唱や吹奏楽部の演奏、そして、生徒会による「ネグロス島支援活動報告」等を行いました。また、祝賀会では、拝島中の歴史を振り返るスライドショーやダンスが披露され、多く方々と共に拝島中学校70年の歴史に思いを寄せる一日となりました。6・3制施行による教育制度改革で昭和22年5月10日、拝島第一小学校の敷地の一部に拝島村立拝島中学校として開校。昭和23年8月現在の地に移り、卒業生は、1万6千余を数えます。平成23年度より凡事徹底「はいじま」を掲げ、当たり前のことが当たり前にできる中学生の育成を目指し、教職員一同、教育目標の実現に向け教育活動を実践しています。「家庭学習の取組(予習・復習)」が学力向上への鍵です昭和中学校開校70周年拝島中学校創立70周年今年度の東日本学校吹奏楽大会で金賞を受賞した吹奏楽部の記念演奏

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