昭島市に在住の乳幼児を対象に、保健センターにおいて健康診査を行い、児の発育・発達の確認及び疾病・異常の早期発見を図る。また、両親の心身の健康を確認し、適切な保健指導を実施することにより、乳幼児の健全な育成を期する。

2　対象

(1)　一般健康診査

生後3～4か月の乳児に対し、年間を通して毎月健診日を定め、乳児前期の健康診査を行う。

(2)　経過観察健康診査

対象は、次に掲げる乳幼児とする。

ア　一般健康診査の結果、要経過観察又は要健康管理と指示された者。

イ　3～4か月児健康診査の未受診者。

3　実施方法

(1)　対象の把握

健康課長は、住民基本台帳等により対象者を把握する。

(2)　通知方法

通知方法は、次の方法により対象者への通知を行う。

ア　3～4か月児健康診査の通知

(ア)　対象者への通知

3～4か月児健康診査のお知らせ(以下「相談アンケート」という。)により実施日時(以下「健診日」という。)及び実施場所等を通知するとともに、相談アンケートに必要事項を記入のうえ、健診日に持参するよう周知する。

(イ)　指定した健診日に受診できない者については、相談アンケートに必要事項を記入のうえ、保健センターあて返送させることとし、次回健診日を再通知するなど可能な限り健診を要する者のフォローに努めること。

(ウ)　相談アンケートの返送に係る料金については、受取人払方式とし、対象者への便宜を図り、あらかじめ郵便局長の承認を得ておくものとする。

(エ)　未受診者等に対する再通知

相談アンケート返送者のうち、健診を要する者及び相談アンケート未返送者に対し、文書又は電話連絡等により再通知を行う。

イ　経過観察健診の通知

対象者に対し、3～4か月児健診日に直接又は文書若しくは電話等により通知する。

(3)　健診内容

ア　診察及び保健指導

イ　先天性股関節脱臼検査

先天性股関節脱臼(以下「先股脱」という。)診断は3～4か月児健診児全員に対し、股関節開排検査を行い、早期発見に努める。

4　事後措置

健診の結果により、次の事項に留意のうえ処理する。

(1)　受診者に対する措置

ア　要治療の者に対しては、専門医療機関での受診を勧奨する。

イ　要精密健診者に対しては、乳児精密健康診査受診票を交付する。

ウ　要経過観察者に対しては、適宜来所をもとめて経過観察健診を行うほか、訪問により指導する。

エ　療育を必要とする者については、専門医療機関へ紹介する。

オ　必要なものについて、療育給付、育成医療給付等の医療費助成制度の利用を勧奨する。

(2)　未受診者等に対する措置

訪問指導により適切な保健指導を行う。

5　記録

(1)　診察結果、指導事項等は、母子健康管理票(第1号様式)及び母子健康手帳に記録する。

(2)　事業実施状況については、母子保健事業報告日報(第2号様式)を作成する。

附則