新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止について（令和2年3月30日掲載）

令和2年3月24日に、横田基地における新型コロナウイルス感染症に対する措置について照会したところ、令和2年3月25日に北関東防衛局より次のとおり情報提供がありましたのでお知らせします。
また、3月26日に、米海軍横須賀基地において米軍人1名の感染が確認されたことを踏まえ、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会は、在日米軍横田基地第374空輸航空司令官、北関東防衛局長及び横田防衛事務所長に対して次のとおり口頭要請を実施したことをお知らせいたします。

北関東防衛局からの情報提供

令和2年3月24日照会内容

〇令和2年3月23日国の新型コロナウイルス感染症対策本部（第22回）において、国家安全保障局より提出された「水際対策強化に係る新たな措置」のなかに「水際対策強化に係る新たな措置が米国全域からの入国者に対し、検疫所長の指定する場所で14日間待機し、国内において公共交通機関を使用しないよう要請する。本措置は、3月26日午前0時以降に出発し、本邦に来航する飛行機又は船舶を対象とし、4月末日までの間実施する。」とあります。横田基地においては、上記と同様の対策を講じられていますか。また、上記以外の対策を講じられている場合は、その対策内容について教えてください。
〇米軍としてどのような対策をしているのか、特に3月26日以降の日本における対策を受けて具体的な対応をする予定があるのか。

令和2年3月25日情報提供内容

米国防省は、米国時間の3月13日から60日間、軍人を含む米国防省職員及びその家族による米国疾病予防管理センター（CDC）指定レベル3の地域への渡航、同地域からの帰国又は経由を制限しており、今般、このCDC指定レベル3の地域に新たに日本を含む一部の国が追加されたと承知しています。在日米軍は、3月14日に米国防省の方針を受け、米国疾病予防管理センター（CDC）指定レベル2または3の地域から日本に入国した在日米軍人等について、当該地域を出た日から14日間、自宅等で隔離する等の指示を発出しているところです。
さらに、3月25日には健康保護態勢（HPCON）をC（チャーリー）に引き上げ、会議や訓練行事等の制限といったこれまでの措置に加え、職場に出勤する人数の削減の検討や、業務及び日用品の購入等の必要な場合を除く自宅への待機などの措置を新たに実施するなど、防疫のための態勢を強化しており、横田基地においても同様に、適切に対応しているものと考えています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止について（口頭要請）

要請日

• 令和2年3月27日（金曜日）

要請先

• 在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
• 北関東防衛局長
• 横田防衛事務所長
  
  

要請元

• 横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会

要請内容

新型コロナウイルスの感染拡大防止について（口頭要請）

現在、我が国を始め、世界的に新型コロナウイルス（COVID－19）の感染拡大は深刻な状況にある。また、米海軍横須賀基地においても、3月26日、米軍人1名の感染が確認された。
本協議会では、こうした状況を踏まえ、今後の感染拡大防止のため、以下のとおり、要請する。（注）

1. 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、迅速かつ万全な措置を講じるとともに、措置状況について速やかに情報提供すること。
   
2. 平成8年「人、動物、植物の検疫手続に関する日米合同委員会合意」に基づき、新型コロナウイルスの感染が発見された場合には、直ちに通報すること。
   

（注）国に対しては、「貴職においては、このような状況を十分認識され、次のとおり米軍に申し入れを行うよう要請する。」と記載