昭島市地域コミュニティ活動連携推進計画

昭島市地域コミュニティ活動連携推進計画
～つながって豊かになる地域コミュニティ～

地域で活動する団体の連携を図り、コミュニティ活動を推進するため、令和7(2025)年度～令和13(2031)年度の7年間を計画期間とする「昭島市地域コミュニティ活動連携推進計画」を策定しました。

アンケート調査やパブリックコメントなど、本計画へご意見を寄せてくださった市民の皆様に心よりお礼申し上げます。

昭島市地域コミュニティ活動連携推進計画から抜粋

市民の誰もが健康で豊かな生活を営み続けていくためには、地域で暮らす全ての人が互いに助け合い、支え合い、安心して暮らすことのできる地域共生社会の構築が必要です。昭島市ではこれまで長きにわたり、自治会を中心とした地域コミュニティが構築され、「人と人」、「人と地域」のつながりを基盤とする地域の力が、まちづくりに大きな役割を果たしてきました。祭りや運動会などの地域交流イベント、防災訓練、防犯パトロール、地域清掃、子どもたちの登下校の安全見守り、高齢者への声掛けなど、自治会が自主的に実施してくださっている様々な取組を通して、近隣の助け合いと思いやりにより、地域の安全安心で快適な暮らしが守られてきました。

しかし、近年、一人一人のライフスタイルや価値観は多様化し、地域との関わりに消極的な方や地域に関わる余裕を持てない方が増え、地域住民のつながりの希薄化や地域活動の担い手不足の加速化が懸念されています。一方で、近年頻発している大きな自然災害では、日頃からの顔なじみの関係により助けられた事例が多く見られ、自然災害などの有事に備えるために、地域コミュニティが果たす役割の重要性と活性化の必要性は、従来にも増して高まっています。

こうした中で、コミュニティの形や活動は時代とともに変化しており、自主防災組織や子ども食堂、サロン活動など、これまで自治会が担ってきた役割の一部に特化する形で活動する団体も生まれているところです。地域における安全・安心の確保及び向上に向けて、地域において活動する多様な団体・組織が、共助の考えの下、それぞれの得意分野を生かし、柔軟かつ有機的に連携し、災害時の対応や地域課題の解決に向けてつながり合い、地域力を高めていくことが大変重要であると考えます。

こうした状況を念頭に、本市の最上位計画である昭島市総合基本計画を踏まえながら「昭島市地域コミュニティ活動連携推進計画」を策定しました。市内の多様な団体・組織による有機的な連携を促進し、誰もが安全で安心して暮らせる地域、そして防災・減災に視点を置き、地域で支え合い、尊重し合う地域コミュニティづくりの支援に努めて参ります。地域コミュニティの推進には、市民の皆様をはじめ、市民団体、民間団体、事業者・企業、行政が一体となって取り組んでいくことが必要不可欠です。皆様の引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。