ジカ熱注意喚起
更新日:2017年2月1日
ジカ熱について
ジカ熱とは
- ジカ熱は、ジカウイルスに感染することにより起こる感染症です。病原体であるジカウイルスに感染した患者の血を蚊が吸うことにより、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他の人の血を吸うことで感染します。
- 中南米を中心に、感染が多数報告されています。
症状
- 軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、頭痛等の症状が表れます。
- 感染しても症状がないか、軽いため、感染しても気づきにくいこともあります。
- 症状は軽く、2日から7日で治り、予後は比較的良好な感染症です。
胎児への影響
- ジカ熱は、母子感染による小頭症との関連性が疑われています。
- 現在、胎児の小頭症とジカウイルスとの関連について調査が行われています。
- アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)や国立感染症研究所では、現在行われている詳細な調査結果が判明するまで、妊婦の方は流行地への渡航は控えるよう注意を呼びかけています。
感染
- 国内での感染例はありません。しかし、海外で感染し、国内で発症した事例はあります。
- 蚊を媒介とする感染症で、人から人への感染は、血液や体液によるものなど、非常にまれなケースです。
- ジカ熱に対する特効薬はありません。感染した場合は、患者の症状に応じた対処療法を行うことになります。
予防
- ジカ熱に有効なワクチンは、ありません。
- 感染を予防するためには、海外の流行地への渡航を避けることが一番です。
- 海外の流行地で外出する場合は、長袖、長ズボンを着用するなど、できる限り肌の露出を控えるようにしてください。また、外出前に虫よけスプレ―等をし、蚊に刺されないよう注意してください。
- 渡航前に、厚生労働省検疫所や外務省の海外安全情報のホームページなどで現地の状況等を確認してください。
相談等
- すべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではありません。過分に心配する必要はありませんが、心配な場合は、帰国される際に、空港等の検疫所でご相談ください。
- 帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所にご相談ください。
流行地域又は渡航に関する情報
2015年から中南米、アジア太平洋地域でジカ熱の流行が報告されました。
ジカ熱の流行地域は、最下部の関連リンク先にある「厚生労働省のジカウイルス感染症について」を閲覧ください。
蚊の対策に関するリーフレット
政府においては、「夏の蚊対策国民運動」の一環として、蚊の対策に関する普及啓発を推進することとしています。
これを受け、一人ひとりにジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症を予防するための蚊の対策に対する理解を深めていただくよう、厚生労働省がリーフレットを作成していますので、ご活用ください。
- 一般向け(ジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症の感染予防)[PDF:363KB](外部サイトにリンクします)
- 一般及び施設管理者向け(蚊を減らすための対策)[PDF:463KB](外部サイトにリンクします)
- 児童の保護者等向け[PDF:659KB](外部サイトにリンクします)
関連リンク
- 感染症危険情報(外務省海外安全ホームページ)(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省「ジカウイルス感染症について」(外部サイトにリンクします)
- 国立感染症研究所「ジカウイルス感染症とは」(外部サイトにリンクします)
- 国立国際医療研究センター国際感染症センター「ジカ熱/ジカウイルス感染症」(外部サイトにリンクします)
- WHO(世界保健機関)「Zika virus and complications」(英語)(外部サイトにリンクします)
保健福祉部 健康課 健康係
郵便番号:196-0015 昭島市昭和町4-7-1
電話番号:042-544-5126
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