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昭島市

平成26年度環境学習講座第5回

更新日:2019年10月1日

第5回環境学習講座

平成27年2月4日(火曜日)(午後0時から午後5時30分)

  • 施設見学: 東京都水道歴史館(文京区本郷2‐7‐1)
    東京都水の科学館(江東区有明3‐1‐8)
  • 講師:各施設職員
  • 講座のねらい:私たちの生活になくてはならない大切な「水」について学ぶ

総勢25名が参加した施設見学会は、午後0時に市役所を出発、両施設を見学後、渋滞等のトラブルもなく予定通り午後5時30分市役所に帰着しました。往復の車中ではスタッフや市職員から「水」に関わる豊富な話題提供が行われました。内容のあらましは後述します。

東京都水道歴史館

江戸時代から現代に至るまでの400年間の江戸・東京における上水道事情が実物、模型、映像などで再現されています。館内へ入ると、まずラウンジにおいて職員によるガイダンス、ビデオ上映があって全容が紹介されました。会場は3階に別れて展示されており、1階は近現代水道、2階は江戸上水、3階はライブラリーとなっています。主な展示は以下の通りです。

1階

  • 明治以降の近現代水道導入
  • 近代水道の成長
  • 東京水道の今(配水量、高度浄水処理、水と暮らしの移り変わり)
  • 水道局の取り組み

2階

  • 江戸上水(木樋(実物)、御茶ノ水の懸樋、汐留遺跡に見る上水道、上水井戸(実物))
  • 地図で見る江戸・東京400年
  • 江戸長屋(再現)
  • 玉川上水と江戸の水情報

東京都水の科学館

水と水道への興味を深める体感型ミュージアムで、水循環、水の不思議と大切さなど科学的視点で学べます。1階のインフォメーションで館内説明を受けた後、全員で地下1階のアクア・ツアーを見学しました。その後は各自、思い思いのコースで施設見学をした。この施設は主に子どもを対象としており、主な展示は以下の通りです。

  • 順路1(3階):アクア・トリップ(水のシアター)、「水つぶ」の気持ちになって「水循環」を体感できます。
  • 順路2(3階):アクア・フォレスト(水のふるさと、森を探検)
  • 順路3(2階):アクア・ラボラトリー(ふしぎ体験、水の実験室)
  • 順路4(2階):アクア・タウン(みんなで発見、くらしの水)
  • 順路5(地下1階):アクア・ツアー(地下にある有明給水所のポンプ稼働状況をプロジェクションマッピング映像で見ることができます)

バス車内での学び

スタッフのお話

昭島市は深層地下水100パーセントの水道事業を独自で行っており、河川水を水源とする東京都とは異なる体系で運営されています。そのため昭島市と東京都では水道事情にいろいろな面で違いがあります。それらの違いを準備したレジメに基づいて説明をしました(項目:管轄、水源、大災害時の対応法、安全性、水質基準、水道料金など)。いずれの項目についても昭島水道に優位性が見られ、昭島市民が得ている自然の恵みを将来にわたり安定的に享受するためには節水を心がけ大切にしていかなければならないことが強調されました。

市職員のお話

かつて水道部に勤務、昭島や東京の水事情に造詣深い市職員からよもやま話を聞きました。昭島水道の起源、東京都水道との一元化問題、地下水くみ上げに関わる地盤沈下問題、更には市民の宝である地下水100パーセント利用のおいしい水を将来にわたって安定的に確保するための節水活動、市民でも気を付ければわかる水道配管からの漏水探索法などの話がありました。また、水道水の3要素として「水温、ミネラル、二酸化炭素」をあげて、水をおいしく飲む秘訣が示されました。
東京砂漠と云われた多摩川水系の大渇水、横田基地による地下水汚染問題、八ッ場ダム水源の水質懸念、尾瀬沼の水系利水の結末、など社会問題にも触れました。
以上を通して、「水との関わりを断ち切らない市民生活を常日頃から考えよう」、「井戸端会議の必要性を認識しよう」、「汚染物質の地下水汚染の可能性に対する警戒を怠らない」などが訴えられました。
その他、約20年前に水道部で作製されたビデオを鑑賞しました。

終了・解散(17時50分)

(司会:浜崎恵美子 記録:永井康淑)

お問い合わせ先

環境部 環境課 計画推進係(2階7番窓口)
郵便番号:196-8511 昭島市田中町1-17-1
電話番号:042-544-4331(直通)
ファックス番号:042-544-6440

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