地球温暖化対策実行計画（区域施策編）

地球温暖化対策実行計画（区域施策編）

地球温暖化問題は、今日では人類共通の課題となっており、本市においても市民、事業者と協働し、三位一体で地球温暖化対策を推進し、市域から排出される温室効果ガスを削減することが求められています。
こうした状況の中、本市では地球温暖化対策に取り組むべく「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく法定計画である「地球温暖化対策実行計画（区域施策編）」を策定しています。

資料：「多摩地域の温室効果ガス排出量」(オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」)

対象とする部門

部門	内訳
産業部門	農林水産業、建設業、鉱業、製造業の事業活動に伴う排出
民生家庭部門	一般家庭生活からの排出
民生業務部門	サービス関連産業や公的機関等の事業活動に伴う排出
運輸部門	自動車、鉄道、船舶からの排出
廃棄物部門	一般廃棄物からの排出

市域の温室効果ガス削減目標

市域から排出される温室効果ガス量を、令和12（2030）年度までに平成12（2000）年度比で50パーセント削減することを目標としています。

基準値	目標値
539千t-CO2 （平成12年度）	270千t-CO2 （令和12年度）

 

昭島市における温室効果ガス排出量の推移

令和2(2020)年度は、基準年度と比較すると、約7.4パーセントの減となりました。また、前年度と比較すると、約1.8パーセントの減となりました。温室効果ガスの8割以上を占める二酸化炭素は、令和2(2020)年度は基準年度と比較すると、約18.3パーセントの減となりました。東日本大震災に伴う電力の二酸化炭素排出係数の増を受け、2012年度の数値が最も高くなっています。近年は、エネルギー消費量は減少傾向にありますが、電力の二酸化炭素排出係数の影響等を受け、増減しながら推移しています。

昭島市における温室効果ガス排出量の推移（単位：千t-CO2）

ガス種	基準年度   2000	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
二酸化炭素	526	462	495	521	519	499	483	480	482	466	445	430
メタン	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1	1
一酸化二窒素	4	2	2	2	2	2	2	2	2	2	2	2
ハイドロフルオロカーボン類	4	12	13	15	20	22	24	27	31	32	34	36
パーフルオロカーボン類	4	0	8	10	15	17	17	20	26	24	21	24
六ふっ化硫黄	1	0	2	3	2	2	2	2	3	3	2	3
三ふっか窒素					1	1	2	2	3	3	3	3
合計	539	477	521	551	560	545	531	533	547	530	508	499

(注)表中の数値は小数点以下を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合があります。

昭島市における部門別二酸化炭素排出量の推移

部門別二酸化炭素排出量は、民生（家庭・業務）部門が最も大きく、令和2(2020)年度は全体の約56.7パーセントを占め、基準年度と比較すると、約0.4パーセントの減となりました。基準年度と比較して、民生家庭部門については総世帯数が約25パーセントの増となっていますが、世帯当たりエネルギー消費量は約24パーセントの減となっています。また、基準年度と比較して、民生業務部門については延べ床面積が約24パーセントの増となっていますが、延べ床面積当たりエネルギー消費量は約38パーセントの減となっております。以上の2点が、基準年度と比較して民生（家庭・業務）部門の二酸化炭素排出量が減となった要因と考えられます。


昭島市における部門別二酸化炭素排出量の推移（単位：千t-CO2）

部門	基準年度 2000	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
産業部門	166	108	178	153	160	167	147	149	159	148	126	123
民生（家庭・業務）部門	245	273	236	288	281	255	262	261	257	254	252	244
運輸部門	107	76	74	73	70	70	66	62	60	58	60	57
廃棄物部門	8	5	6	7	8	8	9	8	6	7	8	6
合計	526	462	495	521	519	499	483	480	482	466	445	430

(注)表中の数値は小数点以下を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合があります。