Fコース(玉川上水散策コース)
更新日:2020年10月30日
あきしまの史跡めぐり Fコース(玉川上水散策)

注:上の地図を関連ファイルからダウンロードすると拡大します。
- 所要時間 約1時間30分
- 消費エネルギー 約330キロカロリー
- 交通 JR青梅線・西武拝島線拝島駅、西武拝島線西武立川駅
拝島駅を出発して、玉川上水沿いを松中橋まで歩くコースです。
玉川上水
江戸時代のはじめ、多摩川の水を飲料水として江戸市中に供給する目的で開削された上水路。羽村の取水口から四ツ谷大木戸(新宿区)に至るその開削は、幕府の命によって玉川兄弟が請負い、承応3年(1654年)に完成、以後、今日にいたるまで江戸・東京の主要上水として機能している。拝島駅北口から松中橋まで、市域を流れること約3キロメートル、上水両岸は武蔵野のおもかげをとどめる雑木林となっていて、自然散策に最適。
1.拝島分水取水口
拝島駅北口、平和橋の南詰東側にある。分水はここから南方へ流れ、拝島宿に引かれていた。生活・農業用水として利用されていた。
2.都水道局拝島源水給水口
こはけ橋の西南詰。拝島町地先の昭和用水堰でせきとめた多摩川・秋川の水を、拝島第四小学校前の補給ポンプ所からここまで押し上げ、上水に補助給水する給水口。昭和16年(1941年)、東京への給水が従来の上水では不足しはじめたため、突貫工事でつくられた。現在も機能している。
3.こはけ橋から拝島上水橋へ
こはけ橋・上水橋間約400メートルの上水北岸には、うっそうと古木がおい茂り、武蔵野のおもかげがよく残っている。
4.上水公園
自然とふれ合う憩いの場として、玉川上水沿いに自然の雑木林を生かし、散策しやすいように園路を木道として整備した公園。
5.宮沢橋
寛政3年(1791年)の「上水記」に記されている、拝島橋とともに古い橋。 現在は使用されていない。
6.美堀橋付近
美堀橋は昭和59年(1984年)に開通した新しい橋。橋の上から清流をながめると、そこは両岸からせり出した梢のトンネルになっており、大変気持ちのよいところである。この橋を渡ると、昭島駅まで徒歩約20分。
7.美堀橋から松中橋へ
美堀橋を過ぎしばらく行くと、それまで続いた両岸の林が切れ、広々とした野原に出る。上水はここから約300メートルほど暗渠になっており、その上は細長い緑地公園として整備されている。この暗渠は、第二次世界大戦中、上水の南側にあった飛行場の滑走路が延長された際、ふたをしたその名残である。上水両岸に樹木が見られないのもそのためである。
8.砂川・柴崎分水取水口
松中橋南詰西側に並んである。砂川分水は明暦3年(1657年)、柴崎分水は元文2年(1737年)の開通。それぞれ砂川新田・柴崎村(ともに現立川市)の開発に貢献した。 ここから西武立川駅まで徒歩約10分、昭島駅まで徒歩約30分。
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