平成24年度中学生海外交流事業（派遣報告）

中学生海外交流事業 オーストラリアパース派遣報告

オーストラリア、パース・モダン・スクールで研修してきました。

平成24年度昭島市中学生海外交流事業派遣事業として7月24日から8月1日までの日程で派遣団23人（うち引率者3人）がオーストラリア西オーストラリア州パース市にある「パース・モダン・スクール」で異文化を学んできました。

• 
• 

スケジュール

7月24日（火曜日）

市役所を出発し、香港を経由して夜にパースに到着する予定が、台風の影響で飛行機が飛ばず、派遣生はシドニー経由でパースに向かうことになりました。

• 午前5時から6時45分：市役所に集合して成田国際空港へ。
  香港に台風が上陸し、予定していた飛行機が飛ばず、次の便もなかなか決まらず。派遣生は長い間成田国際空港で待機することになりました。お昼過ぎに19時50分発シドニー経由でパースに向かうことが決定しました。
• 午後2時20分から6時
  成田国際空港近くのホテルで休憩
• 午後7時50分
  成田国際空港から経由地シドニーを目指してようやく飛行機が出発。空港に到着してから約13時間後のフライトでした。

7月25日（水曜日）

シドニーからパースに行き、現地にお昼過ぎに到着する予定が、まだまだトラブルが続きます。

• 午前7時から11時20分
  シドニー国際空港近辺に濃霧が発生。飛行機が着陸できないため、急遽ブリスベン国際空港に緊急着陸。機内で待機。
• 午前11時20分から午後12時30分
  シドニー国際空港近辺の霧が晴れたので、ブリスベン国際空港を出発。
• 午後12時30分
  シドニー国際空港到着。直行便の予約が満席だったため、メルボルン経由で目的地パースへ向かうことになりました。
• 午後3時から4時35分
  シドニー国際空港から経由地メルボルンに向け出発。
• 午後4時35分
  メルボルン国際空港到着。空港内で待機。
• 午後6時45分から9時
  メルボルン国際空港から目的地パースに向け出発。
• 午後9時30分
  空港までホストファミリーが出迎えてくれ、それぞれの家に帰宅。

7月26日（木曜日）

パース・モダン・スクールでの生活が始まりました。

• 午前8時50分から9時
  ホームルーム
• 午前9時から10時20分
  派遣生は2つのグループに分かれました。
  グループA 工芸。糸鋸で板をオーストラリアの国の形に裁断し、電熱で好きな文字を刻みました。
  グループB 9学年の日本語の授業に参加。
• 午前10時20分から11時
  歓迎パーティー。校長、副校長、担当の先生、ホストスチューデントが集まってくれました。昭島市からお土産として干支の置物をプレゼントしました。
• 午前11時から11時25分：休憩
• 午前11時25分から午後12時5分
  PC部屋でインターネット・メールを使わせてもらいました。
• 午後12時5分から12時30分：昼食
• 午後12時30分から午後2時
  校内ミュージカル「アニー」を鑑賞。
• 午後2時10分から午後3時
  図書室見学及びインターネット・メール利用

7月27日（金曜日）

この日は授業のほかにオージーフットボールのスタジアムや科学館を見学しました。

• 午前8時50分から9時：ホームルーム
• 午前9時から11時：オージーフットボールの「Claremont Football Club」のスタジアムを見学。
• 午前11時から11時25分：休憩
• 午前11時25分から午後12時45分
  派遣生は2つのグループに分かれました。
  グループA 9学年の日本語の授業に参加。
  グループB 工芸。糸鋸で板をオーストラリアの国の形に裁断し、電熱で好きな文字を刻みました。
• 午後12時45分から1時15分：昼食
• 午後1時15分から3時15分：10年生と一緒に科学館を見学。

7月28日（土曜日）・7月29日（日曜日）

週末は、それぞれのホストファミリーと休日を楽しみました。英語漬けの2日間でしたが、ホストファミリーとの深い絆が生まれた休日となりました。

• 終日：派遣生は各自、ホストファミリーと過ごす。

7月30日（月曜日）

昭島市派遣団で西オーストラリア州の観光地ピナクルズを見てきました。ピナクルズは、原生林が枯れ、中に堆積した石灰層だけが残ってできた岩のようなものが砂漠に点在し、とても不思議な光景を形成しています。

• 午前9時20分：学校出発
• 午前10時30分：インド洋見学
• 午前11時30分から12時30分：昼食
• 午後12時50分から1時50分：ピナクルズ見学
• 午後3時20分から3時45分：Lancelin砂丘へ徒歩で移動
• 午後4時から4時50分：砂丘でサンドボード（砂すべり）体験
• 午後5時15分：ボード返却
• 午後7時：学校到着

7月31日（火曜日）

パース・モダン・スクールの学校生活も最終日となりました。この日はホストスチューデントと一緒に市内を散策しました。

• 午前8時50分：ホームルーム
• 午前9時から10時20分：ホストスチューデントの授業に参加。
• 午前10時20分から午後3時：ホストスチューデントと一緒にパース市内を観光しました。
• 午後3時：派遣生はホストスチューデントと帰宅
• 午後6時から7時30分：ホストファミリーと再度学校に登校し、さよならパーティーを開いてもらいました。校長先生から認定証を授与されました。
• 午後8時：ホストファミリーに送ってもらいパース国際空港に集合。ホストファミリーと最後のお別れを惜しみました。
• 午後11時55分パース国際空港から経由地香港国際空港へ出発

8月1日（水曜日）

経由地香港で3時間飛行機が遅れたものの、無事に帰国することができました。

• 午前7時50分：香港国際空港到着
• 午前9時10分から12時：飛行機が整備不良で、予定通り出発せず。機内で3時間待機。
• 午後12時から5時30分：香港国際空港から目的地成田国際空港へ。
• 午後6時から8時30分：市役所到着 解散。

派遣生の感想文（抜粋）

• 「当たり前のことが当たり前でない状況の中にいると、どうしても自分の中の当たり前を言い訳に失敗をしてしまいがちです。そんな状況にいても、文化を知るためには自分の当たり前を捨て、周囲を併せる必要があることを学びました。」
• 「最初は外国に行って、改めて日本の良さを感じられるなと思っていたけど、逆にオーストラリアにどっぷり浸かってしまった。何よりホストファミリーが何も文句なしの最高の家族だった。」
• 「僕は、ホームステイをして気付いたことがあります。それは、オーストラリアの人たちは家族の時間を大切にし、子どもがよく働くということです。」
• 「この事業を通じて言葉が違っても家族のようになれることを学びました。このことをこれからの生活に役立てていきたい。」
• 「トイレとお風呂が同じ場所にあったり、バスタブの中でシャワーを浴びることに驚いた。冬だったのでシャワーだけでは少し寒かったが、文化の違いを肌で感じることができました。」
• 「初めて日本を出て海外にきて、言葉の壁がありながらも、たくさんのコミュニケーションをとって、海外の素晴らしさを知ることができました。この派遣事業に参加してさらに、海外への興味がでました。」
• 「出発便が遅延し、長旅となってしまったけれど、現地に到着したとき、遅い時間にも関わらずホストファミリーの方々が待ってくださっていると聞き、嬉しさと期待と緊張が混ざった気持ちだった。」
• 「パースでの生活に慣れてきた頃、ミュージカルが好きな生徒に出会い、意気投合し、ミュージカルのことについてスムーズに会話し、一緒に歌うことができ、自分の英語に自信がつき、一番ワクワクし、興奮した出来事でした。」
• 「ホストファミリーにお土産を渡した日、ホストスチューデントの妹が「ありがとう」と日本語のメッセージカードをくれた。とてもうれしかった。その瞬間家族が笑顔になった。笑顔は言葉がなくても伝わる。ただの「ありがとう」でも笑顔をつけると何倍も気持ちが伝わる。この9日間で笑うことが増えたと思う。」