職員派遣(第2陣)の報告
更新日:2016年10月18日
第2陣を9月5日から9月11日まで派遣しました
岩泉町からの要請を受け、避難所運営業務などを行うため、職員6名を派遣しました。
町内3か所に設営された避難所で、避難生活の支援を行いました。 主な活動は、避難所における避難者数の把握、岩泉町・昭島市への定期報告、避難所へ出入りする方の確認などです。
避難所・町内の状況
龍泉洞温泉ホテル(9月10日現在、避難者数135名)
- 避難所生活の長期化が予想される中、避難された方は、心身共に日々疲労が増しているようである。
- 避難所生活のため運動量が減り、歩けなくなるなど体調を崩す高齢者がいた。 避難所では、運動不足を解消するため体操教室を開催したほか、相談窓口を設けて対応にあたっていた。
- 被災された地域の方々にホテルの大浴場を無料開放しているため、朝晩は入浴する方の出入りが多かった。
- 一時帰宅が1回実施されたが、滞在時間は2・3時間と短かかった。
町民会館(9月10日現在、避難者数177名)
- 岩手県や宮古市から派遣された介護・医療チームや岩泉町の福祉ボランティアチームの活動により、落ち着いた避難所運営ができていた。
- 高齢者が多いが、幅広い年齢層の方が避難していた。
- 駐車場に止めた車で寝起きする方もいたため、夜間も入口の電気を点灯し、開放していた。
- 併設している多目的ホールは支援物資の集荷・配布の場所になっているため、午前中から物資を受け取りに来る方が多かった。
- 9月6日まで、報道関係者が自由に取材を行っていたが、7日から報道各社の取材を午前10時から10分程度に限定したので、人の出入りが落ち着いた。
- 台風の接近に伴い、9月8日の午後、避難勧告が発令されたため、多くの方が避難してきた。受け付けは非常に混雑したが、混乱などはなかった。
安家生活改善センター(9月10日現在、避難者数23名)
- 避難所の調理施設を使って食事を作ったり、児童や高齢者の世話を行ったりするなど、互いに助け合いながら避難所生活を送っていた。
- 風呂がなく、トイレも故障が多いなど、改善が必要な状況であり、また、支援物資を置く場所が生活スペースと同じ場所であった。このため、スペースの確保などの改善も必要であると感じた。
- 避難所での生活は共同生活であり、自分の時間や場所をつくることが難しく、心身ともに疲労が増していくようである。
- 安家地区では、避難せずに自宅にとどまっている方も多くいた。
- 安家生活改善センターは、目の前の川が氾濫し、センター1階の安家支所が被害を受けたため、支所としての機能を失っていた。
町内
- 豪雨や河川の氾濫のため、広範囲にわたり道路が寸断されている状況である。
- 畜産業を営んでいる方は、家畜の世話で家を離れられず、停電をしている地区では発電機を使用してしのいでいる状況である。
- 町民の多くが車を流失してしまい、交通手段がなくなったため、町の中心部へ行くことも困難な状況である。
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