（1）基本構想策定にあたって

（1）策定の趣旨と目的

平成12年度を目標年次とした第三次基本構想は、「人間尊重の精神」を基本理念に、めざすべき将来都市像を「快適でふれあいのある豊かなまち昭島」と定め、市政の基本的指針として市民福祉の向上と市政の計画的な推進に大きな役割を果たしてきました。

21世紀を迎えた今日、経済基調の変化、少子・高齢化の進行、国際化の進展、環境問題の深刻化、情報通信技術の進歩などに代表される社会経済環境の変動には著しいものがあります。

このため、第三次基本構想を継承しつつ、社会経済環境の変化や多様化・高度化する市民ニーズに対応した新たな基本構想を、市民と市の共通の目標として、ここに策定するものです。

この第四次基本構想のめざすところは、地方自治の精神を基本に市民憲章の趣旨を踏まえ、市民が誇りと愛着のもてる、個性と魅力にあふれた地域社会の創造にほかなりません。基本構想はこうした市政の目標としての「将来都市像」とその実現のための「施策の大綱」を定め、今後10年間のまちづくりの基本的方向を示すものです。また同時に、この基本構想の着実な推進をはかるため、基本計画及び実施計画を策定し、まちづくりの総合的、計画的な推進に努めます。

（2）策定の前提

1．目標年次

この基本構想は、平成22年（2010年）度を目標年次とします。

2．将来人口

目標年次における昭島市の人口を11万7千人と想定します。

3．施策の範囲

この基本構想は、市が実施する施策を主体に、その基本的方向を示すものですが、国や東京都などが行う施策についても、昭島市に関わるものについては計画に含めます。

4．対象地域

この基本構想の対象地域は、昭島市全域としますが、広域的な関わりをもつ施策については、近隣自治体や東京都と連携し、対応します。