新幹線0系車両を昭島市のランドマークに!【クラウドファンディングの受付は終了しました】
更新日:2025年6月19日
寄附の状況
寄附合計額
- 18,835,771円(912件)
- 目標額:15,000,000円
- 達成率:126%
ご支援ありがとうございました。
工事の予定について
令和6年度中の着工を目指して設計を進めていましたが、建築確認手続きに時間を要したため、改修工事の着工は令和7年度中となる見込みです。クラウドファンディングのあらまし
市内のつつじが丘公園に設置された新幹線0系車両は、かつて図書館として利用されていました。閉館後の現在は塗装の劣化が進んでいます。
このクラウドファンディングでは車両を美しく甦らせ、そこに屋根を架けることにより、開放的な憩いと交流の空間を備えた新たなランドマークをつくることを目指します。

事業詳細
概要
市内つつじが丘公園の新幹線0系車両はかつて図書館として利用されていましたが、閉館後の現在では塗装の劣化が進んでいます。このプロジェクトでは車両を美しく甦らせ、そこに屋根を架けることにより、開放的な憩いと交流の空間を備えた新たなランドマークをつくることを目指します。
今回のプロジェクトでは2つの工事を実施します。
車両の塗装修繕
新幹線0系といえば、丸みを帯びた先頭部や青と白の2色のカラーリングなどが特徴ですが、現在ではサビや塗装の劣化が進行し、全体的に汚れが目立つ状況です。現在の状態から、0系本来の美しい姿に甦らせるため、サビや劣化した塗装を剥がし、新たに塗装を行います。
設置当時と現在の比較


屋根の架設
現在、車両は屋外にむき出しの状態で設置されています。そのため、直射日光や雨を受けて塗装の劣化が進行しています。塗装修繕を行い、0系本来の美しい姿に甦らせた車両の状態を維持するため、上部に屋根を架設し、車両を直射日光や雨から保護します。この屋根は車両を覆うだけでなく、公園と一体感のある開放的な憩いと交流の空間を生み出します。
車両の内部
課題である車両の内部利用につきましては、市民の皆様に喜んでいただける活用を検討してまいります。
実施理由/背景
昭和48(1973)年に山口県の車両メーカーで製造された新幹線0系車両21-100は、平成3(1991)年10月で現役を引退しました。そしてその翌年の平成4(1992)年4月に昭島市つつじが丘にて市民図書館分室として開館し、「新幹線電車図書館」の愛称で多くの人に親しまれてきました。
令和2(2020)年3月、同じく市内つつじが丘に開館した教育福祉総合センター内に市民図書館を開館したことにより、施設規模が小さく、機能が重複する新幹線電車図書館を閉館するに至りました。
新幹線電車図書館閉館後、車両の利活用については慎重に検討をしている段階ではありますが、本市としては、解体や売却は行わず、市の貴重な財産として未来へ残していくことといたしました。
しかし、現在、車両はサビや塗装の劣化が進行しており、これを修繕し、劣化の進行を止めることは、車両を未来に残すうえで喫緊の課題となっています。
目指すところ
今回の新幹線車両は、東海道・山陽新幹線用客車で、新大阪寄りの先頭車両として、昭和48(1973)年に山口県の車両メーカーで21(1号車の意味)形式の100番目の車両として製造されました。当初は、東京から岡山(昭和50(1975)年からは東京から博多)間の「ひかり」号として走り、昭和61(1986)年から「こだま」号として平成3(1991)年10月まで、多くの人を乗せて走りました。その走行距離は720万キロメートル、地球のおよそ180周分にも相当します。そして、現役を退いた翌年の平成4(1992)年4月に昭島市民図書館分室として生まれ変わりました。閉館までの28年間、昭島市民図書館の分室として多くの人の利用に供するとともに、たくさんの人に支えていただき、たくさんの人を見守り、そして、たくさんの人の思い出をつくってきました。この新幹線車両をこれからもたくさんのかたが訪れていただける場所として、そして子どもから大人まで幅広い世代から親しまれるランドマークとして、未来へつないでいくことを目指します。
0系新幹線21-100号車 略歴
- 昭和48年製造
- 東海道・山陽新幹線客車として平成3年10月まで運行
- 平成4年4月市民図書館つつじが丘分室として開館
- 令和2年3月閉館
設置当時のようす
トレーラーで市内に運ばれ、クレーンで設置しました。
トレーラーが通過しているのは宮沢東交差点です。
車両内部のようす
図書館として活躍していたころは、たくさんの子どもでにぎわっていました。
座席や操縦席もそのままになっており、小さな鉄道博物館のようです。
座席シート
図書館の分室として使われていた時のようす
現在の車両の状況
少し上から見た新幹線です。雨のせいか、黒いスジがたくさん入っています。
サビや劣化した塗装を剥がして新たに塗装を行い、車両の状態を維持するための屋根を架設することで、車両を直射日光や雨から保護します。
よく近づいて見てみると、塗装が浮いてサビが出ています。
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