アンコンシャス・バイアスって何?
更新日:2022年7月12日
アンコンシャス・バイアスは「無意識の偏見」「無意識の思い込み」などと訳されます。
自分の経験や育った環境、社会属性によって、自分でも気づかないうちに持つようになった物事の見かたや考えかたのゆがみ・偏りのことを指します。
無意識の偏った物の見かたは、普段の会話や生活の中に溢れています
こんなことを聞いたり、考えたりしたことはありませんか?
- 「男の子は強くなくてはならない」
- 「女の子は優しくなくてはならない」
- 理系は男性、女性は文系
- 「親が単身赴任中」だと聞くと、父親を思い浮かべる
- DVと聞くと、被害者は女性だと思う
- 血液型で相手の性格を想像することがある
- 「男のくせに」「女のくせに」などとと思ってしまうことがある
- 「普通は○○だ」「それって常識だよ」という言葉を使うことがある
- つい、これまでのやりかたや前例にとらわれてしまう
- 男性が来客受付や御茶出しをしていると違和感がある
- 育休を長期間取得する男性社員は、昇格欲が低いと思う
- 家事や育児は女性が行うものだ
など
アンコンシャス・バイアスの何が問題なのか?
アンコンシャス・バイアスは日常に溢れていて、誰にでもあるものです。ただ、あることそのものが悪いわけではありません。
問題なのは、「決めつけ」たり「押し付け」たりすることで、気づかないうちに相手を傷つけたり、差別することに繋がり、一人一人の個性や能力を生かしてその人らしく生きることができなくなったり、自分と違う考えかたを受け止められず違うアイデアを活かすことができなかったりすることです。
自分自身の思い込みに気づくことが大切です
アンコンシャス・バイアスをなくすことは難しいことです。しかし、自分自身の思い込みや偏見に気づき、正しい知識を身につけるとともに、より多くの視点や幅広い視野を持つことで、客観的かつ公平な判断をできるようになることが大切です。
参考資料
- 男女共同参画局「共同参画 令和3年10月号(PDF2.9MB)」(外部サイトにリンクします)
- 男女共同参画局 令和3年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究(外部サイトにリンクします)
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