陸上自衛隊立川駐屯地所属航空機からの帽子飛散について(令和2年6月5日より掲載)
更新日:2020年8月4日
陸上自衛隊立川駐屯地から立川飛行場周辺自治体連絡会幹事市(立川市)を通じて情報提供がありましたのでお知らせします。
陸上自衛隊立川駐屯地より情報提供
令和2年7月9日付け情報提供内容
陸上自衛隊立川駐屯地所属航空機からの帽子飛散事案に伴う原因調査結果及び再発防止策について
- 事案の概要
令和2年6月3日(水曜日)午後3時25分頃、立川駐屯地所属の多用途ヘリコプターUH-1Jが神奈川県相模原市上空を飛行中、開放していた窓から戦闘帽(重さ約80グラム)を落下させたもの。発生後、関係自治体に通報、上級部隊に報告するとともに、飛散した戦闘帽の捜索を行ったが、発見には至っておりません。 - 本事案に伴う被害等
令和2年7月9日(木曜日)現在、被害発生に関する情報はありません。 - 事案発生後の経緯
事案発生部隊による調査を行い、部隊として令和2年6月23日に原因及び再発防止策を案出。7月2日(木曜日)に自衛隊内での報告を終了したことから、本日立川市への説明に至ったものです。 - 発生原因
機体後席の搭乗者が、航空ヘルメット装着のために脱帽した戦闘帽を飛散防止処置が不十分なまま携行し、
開放状態の窓に接近したことから風圧により機外に吸い出されたものです。 - 対策
- 航空機への搭乗にあたり、機長により搭乗者の服装・携行品の確認を行うとともに、飛散の可能性がある物は鞄などに収納させます。
- 過去の同種事案、教訓に関する教育を行い、関係隊員の物件落下防止に関する知識を向上させます。
陸上自衛隊立川駐屯地より情報提供
陸上自衛隊立川駐屯地から立川飛行場周辺自治体連絡会幹事市(立川市)を通じて次のとおり情報提供がありました。この情報を受け、立川飛行場周辺自治体連絡会は陸上自衛隊立川駐屯地に対して口頭要請をしましたのでお知らせします。
令和2年6月3日付け情報提供内容
陸上自衛隊航空機からの帽子飛散について
6月3日15時25分頃、立川駐屯地第1飛行隊所属のヘリコプターが神奈川県内を飛行中に帽子を飛散させる事案が発生いたしました。細部は引き続き調査中です。
陸上自衛隊航空機からの帽子飛散について(口頭要請)
要請日
令和2年6月4日(木曜日)
要請先
陸上自衛隊立川駐屯地司令
要請内容
令和2年6月3日(水曜日)、陸上自衛隊立川駐屯地から、「15時25分頃立川駐屯地第1飛行隊所属のヘリコプターが神奈川県内を飛行中に帽子を飛散させる事案が発生致しました。詳細については調査中です。」との連絡があった。
飛行中の航空機からの落下物は、一歩間違えれば人命にかかわる重大な事故につながりかねず、多くの住民により一層の不安を与えるものである。
5月13日には同駐屯地所属航空機から部品が落下しており、その際に安全確保の徹底について要請したにもかかわらず、今回の帽子飛散が発生したことは誠に遺憾である。
貴職においては、このような状況を十分認識され、次の事項のとおり対応するよう強く要望する。
- 徹底した原因究明を速やかに行うとともに、再発防止策を講ずること。
- 航空機の運用に係る安全対策については、周辺住民に対して、自ら積極的に周知を図ること。
- 以上に関する情報を関係自治体に速やかに提供すること。
立川飛行場周辺自治体連絡会幹事市より情報提供
要請にあたり、各市から寄せられた質問についての陸自からの回答は次のとおりです。
- 飛散した帽子とは(ヘルメットの可能性は?)
→ヘルメットではない。布製で80グラムの柔らかい帽子である。 - 飛散した時の状況は。
→飛散した時の状況を含めて現在調査中である。
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