立川市へのパラシュート落下について(令和2年7月2日より掲載)
更新日:2020年8月25日
北関東防衛局からの情報提供
周辺自治体等からの質問に対する北関東防衛局からの情報提供
- 原因は何か。
パラシュート降下訓練中、落下傘兵のメインパラシュートが絡まったため、安全に着地するためにメインパラシュートを切り離し、予備パラシュートを展開しました。パラシュートは稀に、索の不具合やパラシュートを展開する際の姿勢が正しくない等、様々な理由からうまく展開しない可能性があります。 - 再発防止対策はどんな事を行っているか。
全てのパラシュートは、正常かつ安全に展開する確率を最大限にするために、人の手によってたたみ、点検を行います。それに加え、運用を行う部隊に対して安全の重要性を再度強調します。我々は、日本の防衛を支援するにあたって飛行運用技術の維持向上をはかると同時に、周辺地域への影響を最小限に留めるために、今後も我々のトレーニングや飛行運用に対する安全対策を改善する方法を模索し続けます。 - 基地の外に落ちたパラシュートの備品の大きさ・重さについて教えてください。
(横田基地)広報部で確認が取れ次第、情報を提供します。 - 今回の降下訓練で使用されたパラシュートの型について教えてください。
当該訓練において使用されたのはRA-1型のパラシュートです。 - 備品落下は6月29日から7月2日に予定されていた訓練中に発生したのか。
はい、7月2日に発生しました。 - 訓練はどの航空機によって行われたのか。
降下訓練はUH-60ブラックホークヘリコプターによって行われました。
立川市へのパラシュート落下について(追加口頭要請)
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会は、次のとおり追加口頭要請をしましたことをお知らせします。
要請日
- 令和2年7月7日(火曜日)
要請先
- 在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
- 北関東防衛局長
- 横田防衛事務所長
要請元
- 横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会
要請内容
立川市へのパラシュート落下について(追加口頭要請)
令和2年7月7日、北関東防衛局より、「米軍は、本日、通常の運用時間内において人員降下訓練を再開する。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、7月3日、「今回の基地外へのパラシュート落下の原因究明と、他の落下物の有無の確認を速やかに行うとともに、再発防止策を講ずるまでは、同様の訓練は行わないこと」を求めていたが、これらに関する具体的な説明がないまま、訓練が再開されたことは、周辺住民の不安を増大させるものであり、誠に遺憾である。さらに、7月2日に終了すると情報提供を受けていた訓練が、本日、再開されたことは、周辺住民の不信感につながるものである。
ついては、事故原因、他の落下物の有無及び再発防止策について、至急、関係自治体へ説明を行うとともに、それまでの間、同様の訓練を行わないよう改めて要請する。(注)
(注)国に対しては、「ついては、事故原因、他の落下物の有無及び再発防止策について、至急、関係自治体へ説明を行うとともに、それまでの間、同様の訓練を行わないよう米軍への申し入れを改めて要請する。」と要請
北関東防衛局からの情報提供内容
北関東防衛局より情報提供がありましたのでお知らせします。
令和2年7月7日付け情報提供
- 横田基地広報部から、本日(7月7日)、通常の運用時間内において人員降下訓練を再開する旨、情報提供がありました。機種、降下人数について確認したところ、運用上の理由から回答できないとのことでした。
- 北関東防衛局としては、去る7月2日に立川市にて発生した同訓練に係る事案に関し、米側は同訓練を安全に継続できると確認した時点で再開予定としていることから、これに関し説明を求めているところです。
本訓練の実施に際しては、米軍に対し、安全対策に万全を期すとともに、日米合同委員会合意事項の遵守に努め、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう配慮を要請しました。
立川市へのパラシュート落下について(文書要請)
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会は、次のとおり要請しましたことをお知らせします。
要請日
- 令和2年7月3日(金曜日)
要請先
- 在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
- 北関東防衛局長
- 横田防衛事務所長
要請元
- 横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会
要請内容
- 立川市へのパラシュート落下について(PDF:560KB)
(在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官宛) - 立川市へのパラシュート落下について(PDF:431KB)
(北関東防衛局長宛) - 立川市へのパラシュート落下について(PDF:542KB)
(横田防衛事務所長宛)
北関東防衛局からの情報提供内容
北関東防衛局より情報提供がありましたのでお知らせします。
令和2年7月3日付け情報提供
- 7月2日午後2時21分に警察から、パラシュートが立川市西砂町5-11付近にて発見したとの連絡ありました。
- 7月2日、横田事務所及び当局(北関東防衛局)において確認できた内容は以下の通りとなります。
「パラシュートなどの落下を確認できた場所は2箇所。一つ目、西砂町2-53-14東京都水道局西砂第1浄水場敷地内の施設に落下を確認。二つ目、西砂町4-1付近の電線上にパラシュートの備品らしものが引っかかっているのを確認。」
令和2年7月2日付け情報提供
- 令和2年7月2日午後2時21分頃
- パラシュートが立川市西砂町5-11付近にて発見したとの連絡あり
米側からの情報
- 令和2年7月2日午後2時10分頃、横田基地においてパラドロ訓練を行っていた落下傘兵が、降下中にメインパラシュートを切り離し、予備パラシュートを使用して安全に着地しました。
- パラシュートの備品2つが立川市付近で発見されました。
- パラシュート降下訓練は一時的に中断され、同訓練を安全に継続できると確認した時点で再開予定。
- 現時点で、けが人または器物損壊は報告されていません。
- 人員降下訓練および物資投下訓練を実施するにあたって、安全は常に我々の最優先事項です。このインシデントは現在調査中です。
本件について、北関東防衛局長より安全管理の徹底、事故の原因究明及び実効性のある再発防止策を講じることそして、原因が究明されるまで訓練の中止をすることを申し入れたことをお伝えさせて頂きます。
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