社会を明るくする運動 犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ
更新日:2023年7月11日
社会を明るくする運動とは
“社会を明るくする運動”は、すべての国民が犯罪や非行の防止と犯罪非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。
地域のチカラが犯罪や非行を防ぐ
テレビや新聞では、毎日のように事件(犯罪)のニュースが報道されていますが、安全で安心な暮らしはすべての人の望みです。犯罪や非行をなくすためには、どうすればよいのでしょうか。取締りを強化して、罪を犯した人を罰することも必要なことです。しかし、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることも大切なことです。立ち直りを支える家庭や地域をつくる。そのためには、一部の人たちだけでなく、地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。“社会を明るくする運動”では、犯罪や非行のない地域をつくるために、一人ひとりが考え、参加するきっかけをつくることを目指しています。
昭島市における取り組み
昭島市では“社会を明るくする運動”を推進するため、多くの関係機関・団体にご協力いただき、「“社会を明るくする運動”昭島市推進委員会」を設置しています。推進委員会では、主にポスターの掲出、横断幕・懸垂幕の掲出などの広報活動を行っています。このホームページを見たりしたことなどをきっかけとして、犯罪や非行のない安全で安心な暮らしをかなえるため、いま何が求められているのか、自分には何ができるのか、みなさんで考えてみませんか。
7月は社会を明るくする運動の強調月間です
法務省が主唱する“社会を明るくする運動”では、7月を強調月間と定めており、再犯防止等の推進に関する法律において同じく7月が「再犯防止啓発月間」とされている趣旨を踏まえて、運動を推進しています。
昭島市では、7月の強調月間を中心に、以下の取組を行います。
- ポスタ-の掲示
強調月間期間中(7月1日から7月31日まで)に、 “社会を明るくする運動”昭島市推進委員会を構成する機関や団体にポスターの掲示を依頼します。 - オリジナルリーフレットによる周知・啓発
“社会を明るくする運動”の周知・啓発を図るため、オリジナルリーフレットを作成して、自治会の回覧等を活用して周知や啓発を図ります。 - 横断幕・懸垂幕の掲示
強調月間期間中(6月30日から7月31日まで)に、昭島駅の自由通路及び昭島市役所市民ロビーに“社会を明るくする運動”横断幕を掲示します。また、昭島市役所の敷地内で、懸垂幕を掲示します。 - パネル展の実施
強調月間期間中及び8月に、昭島市役所市民ロビー(6月30日から7月31日まで)及びあいぽっく(保健福祉センター)(8月1日から8月25日まで)において、市民の皆さんに犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深めてもらうためのパネル展を実施します。 - のぼり旗の設置
強調月間期間中(7月3日から夏季休業日前日まで)、市内7中学校において“社会を明るくする運動”のぼり旗を各2本設置します。 - 映画上映会
市民の皆様に保護司や社会を明るくする運動について知ってもらう機会を設けるため、8月5日にアキシマエンシス体育館にて、更生保護に関する映画の上映会を開催します。
″社会を明るくする運動”昭島市中学生作文コンテスト
昭島市では社会を明るくする運動の一環として、中学生の皆さんに犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深めてもらうため、また、中学生の皆さんがどのように考えているのか生の声を聞かせてもらうために作文コンテストを実施しています。
令和4年度の作文コンテストには、市内の中学生の皆さんから306点のご応募をいただきました。最優秀賞及び優秀賞を受賞した生徒の皆さんについては、令和4年12月7日に市役所で表彰式を執り行い、昭島市長及び昭島市保護司会長から、賞状と記念品を贈呈しました。
令和4年度の昭島市中学生作文コンテストでは、15名のかたが入賞しました。
- 最優秀賞
垣本俐子さん(清泉中3年) - 優秀賞
岡田珠來さん(福島中3年)、柳結菜さん(福島中3年)、小沢心結さん(清泉中3年)、髙﨑歩里さん(拝島中3年)、嶋田桃子さん(啓明学園中2年) - 佳作
加々美恵理さん(昭和中2年)、小出有美香さん(昭和中2年)、末永友海映さん(福島中3年)、鷲頭和さん(啓明学園中2年) - 奨励賞
鹿島璃子さん(昭和中2年)、浜崎夏花さん(福島中3年)、楜澤那菜さん(瑞雲中1年)、金野蒼介さん(瑞雲中1年)、橋本彩良さん(啓明学園中2年)
昭島市長と優秀賞受賞者(令和4年度「昭島市社会を明るくする運動」昭島市中学生作文コンテスト表彰式)
なお、最優秀賞の垣本俐子さんの作文は、東京都作文コンテストにおいて「東京保護観察所長賞」を受賞しました。
”社会を明るくする運動”パネル展を開催
昭島市では社会を明るくする運動の一環として、市民の皆さんに犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深めてもらうため、社会を明るくする運動の活動内容や市内の更生保護を支えるかたがたの紹介、市内にある東日本成人矯正医療センターの紹介等に関するパネル展を強調月間である7月を中心に開催いたします。
令和5年度は6月30日から7月31日まで昭島市役所市民ロビーで、8月1日から8月25日まであいぽっく(保健福祉センター)で展示します。
- 令和5年度”社会を明るくする運動”パネル展の様子 (昭島市役所本庁舎)
- 令和5年度”社会を明るくする運動”横断幕掲示の様子(昭島市役所本庁舎)
”社会を明るくする運動”映画上映会
市民の皆様に保護司や社会を明るくする運動について知ってもらう機会を設けるため、罪を犯した人に向き合い、寄り添い続ける“保護司”を描いた映画「前科者」を上映します。
- 日時:令和5年8月5日(土曜日)午後1時開場午後2時開会午後5時頃閉会予定
- 場所:アキシマエンシス体育館昭島市つつじが丘3-3-15
- 上映映画:前科者(PG12指定のため、小学生以下のお子様は保護者同伴での観覧を推奨します。)
- 定員:180名(申込不要。先着順で、定員を超えた際にはご入場いただけない場合があります。)
- 参加費:無料
- 会場は土足禁止のため、上履き及び下履き入れをご用意ください。
- 車でお越しのかたは、FOSTERホール駐車場(昭島市つつじが丘3-7-7)をご利用ください。
- 会場でのお食事はご遠慮ください。ふたのできる飲み物のみ持ち込み可能です。
- 熱中症対策及び近隣への騒音対策のため、午後1時の開場前にお並びになるのはおやめください。
更生ペンギンのホゴちゃんとサラちゃん
立ち直ろうとしている人をいつも温かく見守り、犯罪や非行のない幸せな社会を願う心優しいペンギンです。チャームポイントは胸の「生きるマーク」。更生保護のマスコットキャラクターとしてパンフレットなどの資料に登場したり、各地の“社会を明るくする運動”の行事にも参加するなど、様々な場面で活躍しています。
ホゴちゃん・サラちゃん
運動推進の中心となる更生保護ボランティア
「更生保護」は社会の中での立ち直りを導き、助け、再び犯罪や非行に陥るのを防ぐ仕組みです。その活動は保護司や更生保護女性会をはじめ、たくさんのかたが関わっています。信じてくれる人がいること、必要とされる所があることは、更生への大きな支えとなります。更生保護は、地域社会に暮らす多くのかたが関わることで達成することができる取組です。
更生保護ボランティアについて、詳しくは法務省ホームページ(更生保護を支える人々)(外部サイトにリンクします)をご覧ください。
関連リンク
- 法務省:社会を明るくする運動 犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ(外部サイトにリンクします)
- 東京都:社会を明るくする運動 犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ(外部サイトにリンクします)
保健福祉部 福祉総務課 福祉総務係(2階9番窓口)
郵便番号:196-8511 昭島市田中町1-17-1
電話番号:042-544-5111(内線番号:2853から2857)
ファックス番号:042-544-6440