小児用肺炎球菌予防接種
更新日:2024年5月29日
小児の肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は子どもの多くが鼻の奥に持っているといわれ、ときに肺炎、副鼻腔炎、中耳炎、細菌性髄膜炎といった病気を引き起こします。
肺炎球菌による髄膜炎は、乳幼児期にかかりやすく、水頭症、難聴、精神発達遅滞などの後遺症を残したりすることがあります。
日本での細菌性髄膜炎の原因の大半がヒブと肺炎球菌であるため、両方のワクチンを受けることで効果的な予防が可能です。
対象
生後2か月から5歳未満(5歳の誕生日の前日まで)
接種回数・間隔
基礎的な免疫をつけるための「初回接種」と、時間が経って免疫が低下してきたときに行う「追加接種」があります。
接種回数は、1回目の接種を生後何か月で受けたかによって異なります。
標準的な接種スケジュール
生後2か月から7か月未満で1回目の接種を受けます。接種は全4回です。
- 初回2回目:1回目から27日以上の間隔をあけ、生後12か月に至るまでの間
- 初回3回目:2回目から27日以上の間隔をあけ、生後12か月に至るまでの間
- 追加接種(4回目):3回目から60日以上の間隔をあけ、生後12か月以降
初回接種を完了しないうちに1歳に達した場合は、1歳であれば残り2回、2歳を過ぎている場合は残り1回の接種となります。
標準的な接種スケジュールを外れた場合
1. 生後7か月から1歳の誕生日前日までに1回目の接種を受けた場合、接種は全3回です。
- 初回2回目:1回目から27日以上の間隔をあけ、生後12か月に至るまでの間
- 追加接種(3回目):2回目から60日以上の間隔をあけ、生後12か月以降
- (注)2回目の接種が生後24か月を超えてしまった場合は、2回目の接種が「追加接種」となり、接種は2回で完了となります。
2. 1歳から2歳の誕生日前日までに1回目の接種を受けた場合、接種は全2回です。
- 2回目:1回目から60日以上の間隔をあける
3. 2歳から5歳未満で1回目の接種を受けた場合、接種は1回で完了となります。
指定医療機関
「子どもの予防接種」と「市内指定医療機関一覧」をご参照ください。
接種方法
「母子健康手帳」と「予診票」を指定医療機関へお持ちください。
予診票をお持ちでない場合は、指定医療機関にご準備がございますので、接種当日にご記入ください。
- 立川市・小平市・小金井市・東村山市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・清瀬市・武蔵村山市の指定医療機関は、乗り入れを行っているため昭島市民のかたでも接種ができます。これらの市で接種を希望される場合、予診票は必ず昭島市のものを持参してください。予診票をお持ちでないかたは、あいぽっくへ直接お越しいただき窓口にて、または下記へ電話で請求し後日郵送にてお受け取りください。
- 昭島市から転出された場合は、昭島市が発行した予診票は使用できません。
転入の手続きを済ませたうえで、転入先で接種を受けてください。なお、市外に転出しているにもかかわらず、昭島市の予診票を使用して接種を受けた場合は、接種費用の全額を自己負担していただくことになりますのでご注意ください。
保健福祉部 健康課 健康係
郵便番号:196-0015 昭島市昭和町4-7-1
電話番号:042-544-5126
ファックス番号:042-544-7130