小児用肺炎球菌予防接種
更新日:2022年3月30日
小児の肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。細菌性髄膜炎は、髄膜(脳や脊髄を包んでいる膜)に細菌が感染して炎症がおこる病気です。初期症状は、発熱や嘔吐、けいれんなどで、風邪などの他の病気の症状と似ているため、早期に診断することはとても難しい病気です。重症化すると水頭症、難聴、精神発達遅滞などの後遺症が残ることがあり、発症すると約21%が予後不良とされています。日本での細菌性髄膜炎の原因の約9割が、ヒブと肺炎球菌によるものですので、両方のワクチンを受けることで病気を防ぐことができます。
対象
生後2か月から5歳未満
接種回数・間隔
接種回数は、接種開始の年齢によって異なります。
【標準接種】
生後2か月から7か月未満で接種開始
- 27日間以上の間隔をあけて生後12か月未満までに3回(初回接種)
- 3回目から60日間以上の間隔をあけて、生後12か月から15か月の間に1回(追加接種) 全4回
【上記標準接種以外】
生後7か月から12か月未満で接種開始- 27日間以上の間隔をあけて12か月未満までに2回(初回接種)
- 2回目から60日間以上の間隔をあけて、成語12か月以降で1回(追加接種) 全3回
- 60日間以上の間隔で2回接種
- 1回接種
指定医療機関
「子どもの予防接種」と「市内指定医療機関一覧」をご参照ください。
接種方法
当日は「母子健康手帳」と「予診票」をお持ちください。 予診票をお持ちでないかたは、保健福祉センター(あいぽっく)にご連絡ください。
- 立川市・小平市・小金井市・東村山市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・清瀬市・武蔵村山市の指定医療機関は、乗り入れを行っているため昭島市民のかたでも接種ができます。これらの市で接種を希望される場合は、予診票は昭島市のものを持参してください。予診票をお持ちでないかたは、あいぽっくへ直接取りに来ていただくか、下記へ電話で請求し後日郵送することも可能です。
- 昭島市から転出された場合は、昭島市が発行した予診票は使用できません。
転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続きをし、転入先で接種を受けてください。なお、市外に転出しているにもかかわらず、昭島市が発行した予診票を使用して接種を受けた場合は、接種費用の全額を自己負担していただくことになりますのでご注意ください。
保健福祉部 健康課 健康係
郵便番号:196-0015 昭島市昭和町4-7-1
電話番号:042-544-5126
ファックス番号:042-544-7130