ロタウイルスワクチン予防接種
更新日:2022年3月30日
ロタウイルスワクチン予防接種(令和2年10月1日開始)
ロタウイルスとは
ロタウイルスは乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎の原因となるウイルスのひとつです。
ロタウイルスは全世界に広く分布し、感染力が強く、衛生状態に注意しても防げない感染症です。ロタウイルスによる感染症は急激な嘔吐と水溶性の下痢便を繰り返すのが特徴的な症状で、発熱を伴うことも多く見られます。重症になると嘔吐・下痢に伴う脱水やけいれん、腎不全、肺炎・脳症などの合併症が起こる場合があります。
5歳頃までに少なくとも1回以上は感染を経験するといわれており、特に生後6か月から2歳までの乳幼児が感染すると重症化しやすいため、接種開始時期となったら早めに接種を完了しましょう。
ロタウイルスワクチンについて
ロタウイルスワクチンはロタウイルスによる感染性胃腸炎の重症化防止に効果を示す生ワクチンで、ロタリックス・ロタテックの2種類があり、それぞれのワクチンで接種回数が異なります。どちらも効果や安全性に差はありませんが、必ず同じワクチンで接種を完了してください。
昭島市の指定医療機関ではロタテックの接種を行っています。転入等で既にロタリックスを1回接種している場合は、事前に医療機関へご予約をお願いします。
対象者と接種回数
対象者:令和2年8月1日以降の生まれで次に掲げる期間に該当するかた
ロタリックス | ロタテック | |
効能・効果 | どちらのワクチンも、国内で流行するロタウイルスの株(タイプ)の95%以上をカバーできるとされています。 | |
接種回数 | 2回(経口接種) | 3回(経口接種) |
定期接種の対象者 | 出生6週0日後から出生24週0日後まで | 出生6週0日後から出生32週0日後まで |
標準的な接種期間 | 初回接種は生後2月から出生14週6日後まで | |
接種間隔 | 27日以上の間隔をあけて接種 |
ロタウイルスワクチンの接種時期の考えかたについて
これまでのワクチンと異なり、ロタウイルスワクチンの接種にあたっては、接種時期がより細かく規定されています。詳しくは下記の接種間隔の考えかたをご確認ください。
接種間隔の考えかた
- 出生の翌日を出生0週1日後とします。

- 生後2月とは生まれてから翌々月の同日の前日となります。
(翌々月に同日となる日が存在しない場合は翌々月の最後の日に生後2月に至ったと考えます。7月31日生まれの場合は9月30日)

注意事項
- 初回接種は出生14週6日後までに完了してください。出生15週0日後以降の初回接種は腸重積症を発症するリスクが高まることが報告されているため、お勧めしません。
- 接種回数は令和2年9月30日以前の接種と合わせた回数です。
- 必ず同じ種類のワクチンで接種を完了してください。
- 接種後1、2週間は腸重積症の症状(ぐったりする、泣きと不機嫌を繰り返す、嘔吐を繰り返す、血便、お腹のはりなど)に注意してください。これらの症状が見られた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
腸重積症とは:腸が腸に入りこみ、閉塞状態になることです。腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。
接種方法
- 指定医療機関で接種(指定医療機関については子どもの予防接種と市内指定医療機関一覧を確認してください。また、立川市、小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、国立市、狛江市、東大和市、清瀬市、武蔵村山市でも接種できる医療機関があります。詳しくは健康課までお問い合わせください。)
- 昭島市から転出された場合は、昭島市が発行した予診票は使用できません。
転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続きをし、転入先で接種を受けてください。なお、市外に転出しているにもかかわらず、昭島市が発行した予診票を使用して接種を受けた場合は、接種費用の全額を自己負担していただくことになりますのでご注意ください。
他の予防接種との間隔について
ロタウイルスワクチンは経口生ワクチンのため、接種した次の日に他の予防接種ができます。詳しくは予防接種の接種間隔の変更についてをご確認ください。
保健福祉部 健康課 健康係
郵便番号:196-0015 昭島市昭和町4-7-1
電話番号:042-544-5126
ファックス番号:042-544-7130