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昭島市

平成25年度環境学習講座第6回

更新日:2017年4月14日

第6回環境学習講座

  • 平成25年12月17日(火曜日)(午前10時30分から午後4時45分)
  • 虹の下水道館・海の森

見学:虹の下水道館・海の森

講座のねらい:下水道の役割や水環境の大切さを学ぶとともに、ゴミと建設発生土で埋め立てられた「ゴミの山」を美しい森に生まれ変わらせる「海の森」プロジェクトを学ぶ。

(講座要旨)

1 虹の下水道館見学

江東区にある有明水再生センター5階にある「虹の下水道館」を見学した。虹の下水道館スタッフの説明により、下水道の役割や水環境の大切さを学習した。

2 海の森見学

東京都港湾局臨海開発部海上公園課 高遠氏から事業概要の説明を受けながら場内を見学した。要旨は以下の通り。

海の森事業は、昭和48年から昭和62年にかけて計1,230トンの都内発生ごみと建設発生土などを交互に埋め立てるサンドイッチ構造で造成された埋立地のうち、東半分88ヘクタールを森林公園にして一般供用するものである。

この海の森プロジェクトは3つのコンセプトからなっている。

  1. 市民参加による協働の森づくり。ボランティアによるどんぐりから育てた苗木づくりと植樹、森づくりを都民、企業との協働で行っている。また「緑の共同募金」による苗木の購入を行っている。
  2. 資源循環型の森づくり。都内の公園や街路樹、造園業者の剪定枝葉からの堆肥づくり、建設廃土、ゴミなどとの混合による土づくり植栽基盤づくりを行っている。
  3. 海の森を起点とした緑のネットワーク森づくり。お台場、新宿御苑、明治神宮といった大規模緑地を街路樹で繋ぎ、風の道づくりを構想している。

平成19年に事業開始、平成20年から植樹活動が始まった。年2回、都民による植樹会を実施し、これまでに22ヘクタールを超える面積に苗木を植え付けた。平成20年度の植樹地は大人の背丈ほどに成長している。植樹のためのマルチング層(堆肥、土壌改良材、優良土、建設発生土を配合)は厚さ1.5メートルで被覆されている。同時に、雨による土砂流失防止策も講じられている。

対岸の若洲海浜公園埋立地(ゴルフリンクス)では生ごみを直接埋め立てたのでメタンガスが多く発生したが、当該地では焼却灰埋立てなのでメタンガスの発生は抑制されている。また、発生したメタンガスはパイプを通して収集され島内のガス発電施設へ送られ有効活用されている。

事業計画では平成28年に概成(ほぼ出来上がること)となり、平成19年から30年をかけて樹木が生長し、整備が完了する予定である。

植栽に当たっては海岸性の森づくりの観点から潮風に強い樹種、遺伝子攪乱に配慮した関東地区産のどんぐりから苗木を現地で育てている。多くの昆虫や野鳥、動物が集える多様な森づくりが進んでいる。

植樹されている主な樹種は、タブノキ、クロマツが最も多く、それぞれ10%ずつ。その他、シラカシ、スダジイ、クスノキ、ヤブツバキ、ヤマモモ、ユズリハ、更にはオオシマザクラやヤマグワなどの落葉樹を含む混交林づくりを目指している。

第29回全国都市緑化フェアTOKYO(平成24年度)の会場のひとつとなった。また、周辺海域では7年後の東京オリンピックの会場の一つが予定されている。

3 バスの行程

  • 午前10時33分 昭島市役所発
    (バス内で、事務局の秋元から当日のスケジュール説明、司会の田中から第3回講座で見学した昭島清掃センター近くの植樹現場の説明、東京湾埋立地の今昔、参考資料「いのちの森」の話などがあった)
  • 午前11時24分 代々木SA着
    (三宅坂JCT附近で事故渋滞有り)
  • 午前11時34分 代々木SA発
  • 午後0時30分  虹の下水道館着
    (昼食後に下水道館見学)
  • 午後1時54分  虹の下水道館発
  • 午後2時10分  海の森着
    (バス内で事務局の加藤から海の森に関する予備知識を得た後、下車して見学会)
  • 午後3時13分  海の森発
  • 午後3時30分  芝浦PA着
  • 午後3時40分  芝浦PA発
  • 午後4時45分  昭島市役所着

(記録:環境学習講座スタッフ 永井 康淑)

お問い合わせ先

環境部 環境課 計画推進係(2階7番窓口)
郵便番号:196-8511 昭島市田中町1-17-1
電話番号:042-544-4331(直通)
ファックス番号:042-544-6440

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