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昭島市

平成25年度環境学習講座第7回

更新日:2017年4月14日

第7回環境学習講座

  • 平成26年3月1日(土曜日)(午前9時から午後0時30分まで)
  • 多摩川上流水再生センター 会議室

講義・観察:昭島の緑と鳥たち

  • 講座のねらい:歩きながら、昭島市の自然を観察し、緑と鳥の関係について考える。

テーマ 「昭島の緑と鳥たち」

注:雨のため、川辺を歩きながらのバードウォッチングは、中止

  1. 多摩川上流水再生センター見学 
  2. 鳥ってどんな生き物?昭島の緑と鳥たちについての講義
  • 場所 東京都下水道局多摩川水再生センター
  • 日時 2014年3月1日 午前9時から12時30分まで
  • 講師 
  1. 多摩川水再生センター 職員:佐藤(水質)、五十嵐(機械)、山脇係長(電気)         
  2. NPO法人自然環境アカデミー 事務局長:野村 亮 

司会 高橋 由美

書記 長濱 自明

  1. 多摩川上流水再生センター(施設見学)

【ビデオ視聴】

ビデオを見て、水質管理の佐藤さんが、主な説明を行った。

カプセルに入った猫が下水管を進み、問題提起を行いながら、説明した。

下水は、ゴミ処理場ではなく、微生物が一生懸命汚物を処理してくれている。

【施設見学】

この下水処理場は、昭和53年にできた。処理量は、1日15万トン位。展望台から処理場をのぞみながら説明された。

その後、ポンプ所、反応槽、送風機(反応槽で微生物に汚物を食べて綺麗な水に再生してもらうために空気を送る重要なものです。この送風機がセンター電気使用量の4割を占めている。)第二沈殿設備の説明、処理水の透明度チェック、自家発電機、再生水処理施設を見学した。

  2. 昭島の緑と鳥たちについての講義(鳥ってどんな生き物?)

【講義】 

注:雨のため野鳥観察を中止し、スライドと標本で説明

処理水(下水処理場)が流れているところに流す水は、少し温度が高く水草が生えやすい。そこにカモが集まる(冬鳥)。昔は昭和堰あたりにカモが多くいた。その頃は水が汚れていた。(カモの仲間は池に多く集まるので、昭和記念公園の池にもいると思う。)

鳥はどんな生き物、羽がある。歯が無い。骨は飛ぶために特化している。人は胸骨が小さく、胸の筋肉:大胸筋(翼を振り下ろす時に使う)、小胸襟:ささみ(翼を上げる時に使う。)が弱く飛べない。(50・60キログラムの体重ですと20キログラムの胸襟が必要となる。)

水辺の鳥は、足にヒレがあり。長い嘴を持っている(サギの仲間)、魚を食べるのに適している嘴は(カワセミ)、肉を千切るのに適している嘴は(フクロウ、オオタカ)。その他に多摩川には(スズメ)もいますが、オオブタクサの実など堅い実を割って食べる(シメ)なども生息していて、嘴は太くペンチのようになっていて噛まれるとすごく痛い。

【標本】

キツネとオオタカの骨の比較、鳥の骨格、頭骨等標本。

フクロウの足(ネズミを待ち伏せて捕まえる、ネズミに齧られとき怪我をしないよう、すねのほうにも羽が生えている)、カモの足(ヒレがついている)、アオサギの足(小さいヒレがある)キジの足、オオタカの足。

オオタカの翼、アオサギの翼、トビの翼、ノスリの翼、フクロウの翼、ハシブトカラスの翼、ハシボソカラスの翼、オオミズナギドリの翼(グライダーのように飛べる)。キジとカモは同じ位の体重ですが、カモの翼(細長く長距離を飛ぶのに適している)、キジの翼(幅があり逃げる時、一瞬で飛び上がるのに適している)。その他、ゴイサギ幼鳥の翼(生活によって翼の形が変わる。保温効果もある。ウモウダニ・ハジラミ等の寄生虫を水浴びなどで落とす。1年に1回、夏から秋にかけて換羽する。8月くらいに羽がよく落ちている)

【食物の消化の仕方】

フクロウはネズミを丸呑みし、サギは魚を丸呑みして、消火液で消化し、消化できなかった鱗、骨などは、もどす。ツグミは木の実の柔らかい果肉のところを消化しタネは糞として出す。クワ、エノキ、アオキ、ヤマザクラなど、実が生えている。ヤマドリ、ハトなどは、砂嚢(分厚い筋肉と砂)を持ち、食べたものを砕き全部消化する。キジ、カルガモから出た砂は少なく、量を変えられる。

【昭島の緑と鳥たち】

昭島市内は、多摩川、対岸の滝山の麓、昭和記念公園、水田もある。河岸段丘で平らなところは開発され、水田も減っている。福生は、ついに水田がなくなった。鳥は、昭島とか、福生とか、考えていない。多摩川、草花丘陵、狭山丘陵、昭島は、丘陵地に繋がった平地、渡り鳥などが多摩川に沿って移動しているのをよく見かける。

フォレスト・イン昭和館はゴルフ場に囲まれてかなり広い緑地(2万坪位)、そこで定期的に野鳥観察及び環境省の調査で鳥類標識調査を実施している。捕獲した鳥は世界でひとつのナンバーの足環を着けて放す。どこで放し、どこに移動し、どこで捕まえたか、再び捕獲しないと調査ならない。

昭和館のルリビタキは冬鳥で、夏は1,500メートルより高い山の上で繁殖。シロハラは冬鳥の渡り鳥で、ロシアで捕まればよいが環境省Tokyo Japanの足環を着けている。メボソムシクイ(ウグイスの仲間)春秋に渡りの途中で捕まる。(1,500メートルの山の上で繁殖)ソウシチョウ(外来種)冬鳥としてよく見られ、夏は、山の上で繁殖。多摩川でよく見かけるガビチョウも(外来種)で、他の鳥の鳴き真似をする。声が大きいので、捨てられ繁殖したものらしい。アオジを捕まえたら足環が付いていた(2013年10月8日 北海道ウトナイ湖にて初放鳥)800キロメートルを90日かけて飛んできたと断定できないが、昭島市、昭和の森で2014年1月5日に捕えた(1羽を追加し放鳥)

  • NPO法人自然環境アカデミーでは
  • フォレスト・イン昭和館において“北の森散策”を
  • 毎月、第3日曜日午前8時からと午前9時30分からの1日2回、開催しています。

お問い合わせ先

環境部 環境課 計画推進係(2階7番窓口)
郵便番号:196-8511 昭島市田中町1-17-1
電話番号:042-544-4331(直通)
ファックス番号:042-544-6440

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