「昭島市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)カーボンクォーター2030の実現に向けて」について
更新日:2022年3月28日
新たな「昭島市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」の策定について
地球温暖化によって、さまざまな気候変動が引き起こされており、世界中で強い台風やハリケーン、集中豪雨、干ばつや熱波、寒波といった異常気象により、多数の死者や農作物への甚大な被害が発生し、気候危機とも呼ばれる深刻な状況になっています。
平成22年から令和元年までの世界の平均気温は、工業化以前と比べ、約1.09度上昇しました。将来の気温の予測は、令和3年から令和22年の間に、1.5度の上昇に達するとの見通しが示されています。また、21世紀末では、最も温暖化が進んだ場合で最大5.7度の上昇、最も温暖化を抑えた場合でも約1.8度の上昇と予測されています。( 注:IPCC第6次評価報告書第1次作業部会報告書より抜粋、要約)
地球温暖化対策の推進を図ることを目的として、市では「地球温暖化対策の推進に関する法律」(平成11年4月施行)に基づき、市役所の事務や事業を行う際に排出される二酸化炭素など温室効果ガスの排出を抑制することを目的とした「昭島市地球温暖化対策実行計画」を平成14年3月に策定しました。その後、平成19年3月、平成25年3月に計画を改定し、前計画の計画期間が令和3年度で満了するため、新たな「昭島市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を令和4年3月に策定しました。
計画の位置付け
本計画は、地球温暖化対策の推進に関する法律に関する法律第21条第1項に基づき、市の事務事業に伴う温室効果ガスの排出量の削減等に取り組むための計画とします。エネルギーの使用の合理化等に関する法律及び都民の健康と安全を確保する環境に関する条例などにも対応するものとします。令和3年度策定の「昭島市環境基本計画」に掲げた、基本目標3「持続可能な地球環境のために責任をもって行動するまち(昭島市地球温暖化対策実行計画〔区域施策編〕)における、市の率先行動を具体的に進めるための計画にも位置づけます。
計画の目的・期間
市の事務事業に伴って排出される温室効果ガスの排出量を抑制することにより、地球温暖化対策を推進します。計画期間は令和4年度から令和13年度までの10年間です。これは、「昭島市環境基本計画」及びこの計画に盛り込んだ「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の計画期間と合わせています。この期間中に、平成25年度を基準として設定した温室効果ガス排出量等の削減目標を達成していきます。
本計画の目標・行動計画
温室効果ガスの総排出量等の削減数値目標を全体で75パーセントに定め、次のとおり取り組んで行きます。市の事務事業に伴って直接的に排出される温室効果ガスの削減に取り組むとともに、紙使用量や水道使用量などの削減や使い捨てプラスチックの使用抑制など環境負荷の低減に努めることを盛り込んでいます。
目標:令和12年度までに市の事務事業に伴う温室効果ガス総排出量を75パーセント削減(平成25年度比)する。(カーボンクォーター2030)
主な取組事項:
- 温室効果ガス排出量を抑制可能な設備を導入する。
- 再生可能エネルギーの利用を拡大する。
- 電気自動車、燃料電池自動車などの次世代自動車(ZEV)の導入促進に努める。
- ごみの分別と資源化の徹底などにより廃棄物排出量を削減する。
- 使い捨てプラスチックの使用抑制に努める。
- 公共施設の整備にあたり、ヒートアイランド現象や暑熱の対策、グリーンインフラ設備の導入を検討する。
- 節水の励行や漏水の点検などにより水道使用量を削減する。
- 物品等の購入にあたっては、昭島市グリーン購入指針及びガイドラインに基づいて調達する。
計画の推進体制等
昭島市環境マネジメントシステムに準拠し、計画の取り組み状況の調査・把握を行い、調査結果を基に点検・評価し、PDCAサイクルによる継続的改善を図っていきます。
公表
- 本計画の進捗状況や、温室効果ガスの排出量などについては、「昭島市の環境」や「広報あきしま」、ホームページなどでお知らせします。
注:これまでの昭島市地球温暖化対策実行計画の取組み結果は、関連リンクを参照ください。 - 昭島市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)は関連ファイルからダウンロードしてください。
環境部 環境課 計画推進係(2階7番窓口)
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