決算
更新日:2024年10月2日
決算
令和5年度決算のあらまし
昭島市下水道事業会計は収入と支出を下水道事業の運営を行うための収支である「収益的収支」と下水道施設の整備を行うための収支である「資本的収支」の2つに区分して経理を行っています。収益的収支は前年度に比べ収入と支出が共に減少しました。一方、資本的収支は前年度に比べ収入は増加し、支出は減少しました。
収益的収支
令和5年度の収益的収入は23億4,587万円で、前年度に比べ702万円減少しました。収益的支出は20億2,696万円で、前年度に比べ4,412万円減少しました。収入と支出の差額である当期純利益は3億1,891万円となり、前年度に比べ3,710万円増加しました。収入は、市民のみなさんからいただいた「下水道使用料」が主な収入源で、13億6,931万円となりました。このほか、「市負担金等」4億3,433万円、「長期前受金戻入」5億3,587万円などとなっています。
令和5年度は令和4年度に引き続き下水道基本使用料減免事業を行いましたが、期間は前年度より短かったため下水道使用料は前年度より増加しました。一方、減免事業の実施による減収分に対して市から交付される補塡金が減ったため、市負担金等は前年度より減少し収入全体でも減少しました。
支出は、下水道管やマンホール、ポンプ場などの下水道施設を維持管理するための「人件費」、「委託料」、「工事請負費等」が合計で2億7,112万円、汚水の処理費用として、水再生センターを管理運営している東京都へ負担する「流域下水道維持管理負担金」が5億2,100万円、下水道施設の「減価償却費等」が11億4,786万円となりました。
老朽化した下水道管の更新工事を行うための調査の委託料や流域下水道維持管理負担金が減少したことから、支出全体が減少しました。
なお、当期純利益の3億1,891万円は、建設改良積立金として積立てを行い、今後実施する下水道施設の老朽化対策などの費用の財源として活用します。
資本的収支
令和5年度の資本的収入は5億5,080万円で、前年度に比べ1,118万円増加しました。資本的支出は10億2,880万円で、前年度に比べ2億3,690万円減少しました。令和5年度の資本的収支の差引き額は4億7,800万円の収支不足となりました。収入は、事業を実施するための財源として新たに借り入れた「企業債」が2億4,090万円、「市補助金」が1億3,085万円、「国・都補助金」が1億7,835万円となりました。
令和4年度に一部繰り上げて償還した企業債に対する分の市の補助金が減少しましたが、企業債の借り入れや補助対象となる工事や委託事業を行ったことにより補助金が増加したため、収入全体は増加しました。
支出は、下水道施設の整備に要する費用である「事務費」と「管渠・ポンプ場建設改良費」が合計で5億1,416万円、水再生センターなどの施設整備費として東京都へ負担する「流域下水道建設・改良負担金」が9,803万円、過去に借り入れた企業債の償還費である「企業債償還金」が4億1,656万円となりました。
令和5年度は令和4年度から事業を繰り越した西部第1排水区枝線工事を行ったことや翌年度に工事を行う予定の同排水区の設計委託を行ったことにより管渠・ポンプ場建設改良費が前年度よりも増加しました。一方、令和5年度は繰り上げて償還した企業債はないため企業債償還金は前年度よりも減少し、支出全体としても減少しました。
令和5年度に実施した工事の一覧は決算書の45、46ページ「工事」に記載しています。
資本的収支では、一般的に支出額が収入額を上回るため、収支不足が毎年度発生します。令和5年度の資本的収支不足額の4億7,800万円は、前年度からの「繰越工事資金」や収益的収支のうち減価償却費や長期前受金戻入などの現金を伴わない支出と収入の差額である「損益勘定留保資金」などで補塡しました。
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