水質検査・調査
更新日:2024年12月4日
水質検査計画
水質検査計画は、水道法施行規則(昭和32年厚生省令第45号平成15年9月29日改正)第15条第6項及び同条第7項の規定に基づいて策定するものです。
これは「検査地点」、「検査を行う項目」、「検査の回数」などについてお客様に分かりやすくご説明する為にまとめたものです。
昭島市水道部では、安全、低廉、豊富な水道水を送り届けるために毎年水質検査計画を定めております。どうぞご覧ください。
今後、昭島市水道部では市民の皆様のご意見を参考に更なる安全で、おいしい水を送り届けるために努力いたします。
水質検査の結果
水質検査は「水質検査計画」に基づき行われ、水源、配水場、及び給水栓などから採水し、水道部工務課浄水係水質試験室、地方公共団体の検査機関または、厚生労働大臣指定機関(水道法20条の3)にて検査されます。水道水における放射性物質検査結果
東日本大震災により福島第一原子力発電所の放射性物質の漏洩が発生し、各地の水道水から放射性ヨウ素131などの放射性物質が検出されております。昭島市の水道水についても、市民の皆さんから問合せを多数いただきましたので、改めて安全性についてご説明します。昭島市の水道水は地下70メートル以上の深層地下水を水源にしており、地表の影響をほとんど受けない極めて安全な水だといえます。地下水は雨が地表に浸み込んで形成される水ですが、地中に浸み込んでから30年以上を経たものが水源となっており、現在の雨の影響を直接受けることはありません。また、微細な放射性物質も地層によりろ過され、さらに取水から末端の給水栓まで大気に曝されることがないので昭島市の水道水は放射能の影響を極めて受けにくい水であると言えます。
なお、昭島市の水道水の安全性を検証するため、現在実施している水質検査の結果は次のとおりで、「昭島の水」は安心してお飲みいただけます。
放射性物質の検査頻度の見直し
水道部では、東京電力福島第一原発の事故による放射性物質の放出に伴い、平成23年3月22日から毎週、水道水中の放射性物質の検査を外部の検査機関に委託して行ってきました。
本市の水道水は、水源を深層地下水100パーセントとしており放射性物質の影響を極めて受けにくく、これまでの検査結果では放射性物質が一切検出されていない状況です。
一方、現在では当該原発からの放射性物質の放出量も事故直後に比較して大幅に減少していること等を踏まえ、厚生労働省は平成23年6月30日に「今後の水道水中の放射性物質のモニタリング方針」を見直し、この中で「表流水の影響を受けない地下水を利用する水道事業者等に関しては、1ヶ月に1回以上を目途に検査する」ものとして、これまでの検査指針を緩和しております。
これらのことから、水道部では、平成26年4月から検査回数を月に1回の割合で行っていくことといたしました。
なお、東京電力福島第一原発の事故は未だ収束していないことから、今後も状況を注意深く見守り、必要に応じて適切に検査を行い、市民の皆様に安心・安全な水道水を供給できるよう努めてまいります。
水道水におけるダイオキシン類に係る水質検査
水道部では、要検討項目として、水道水中のダイオキシン類の検査について取り組んでおります。
昭島市水道部としては、厚生労働省健康局水道課における水道原水及び浄水中のダイオキシン類調査マニュアルを準拠し、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析法にてダイオキシン類検査を実施しております。
各配水場の着水井にて、平成23年度から年に一回の割合で調査を行なっております。
各年度において0.005pg-TEQ/Lより低い数値が検出されており、暫定指針値を大幅に下回っているため、健康上全く問題ない水準にあります。
ダイオキシン類とは
通称ダイオキシンと呼ばれているものは、有機塩素化合物の1つであり、正確には「ダイオキシン類」と呼びます。環境省のダイオキシン対策特別措置法により、ポリ塩化ジベンゾ‐パラ‐ジオキシン(「PCDD」と略します。)、ポリ塩化ジベンゾフラン(「PCDF」と略します。)、コプラナーポリ塩化ビフェニル(「Co-PCB」と略します。)を合わせた総称です。
ダイオキシン類による健康影響は、長期にわたってダイオキシンを体内に取り込む(摂取する)ことにより現れるため、ダイオキシン類対策特別措置法では、人が一生涯にわたり摂取しても有害な影響が現れないと判断される一日当たりの摂取量を、耐容一日摂取量(TDI:Tolerable Daily Intake)として体重1kg当たりの量で表し、我が国では4pgと定めています。主要な工業国での調査によれば、PCDDとPCDFの曝露量は1から3pg-TEQ/キログラム/日(今後はpg-TEQ/Lと表記)、Co-PCBを加えると2から6pg-TEQ/Lとされています。また昭島市では、厚生労働省が目標値として定めている暫定指針値の1pgを基準としています。
(なお、このTDIは、生涯にわたって取り込み続けた場合の健康影響を指標とした値であり、一時的にこの値を多少超過したとしても健康を損なうものではありません。また、TDIは、化学物質に対する感受性が最も高いと考えられる、胎児期における体内への取り込みによる影響を考慮して設定されています。)
地下水流動実態調査
昭島市の水道水源は100パーセント地下水に依存しています。本調査は良好な水資源を将来にわたって安全、かつ安定的に確保していく観点から、昭島市周辺の地下水の循環や流動方向を調べることを目的に行ったものです。
「水質」や「地下水流動実態調査」に関するご質問等は水道部工務課浄水係までご連絡ください。
関連ファイル
- 令和6年度水質検査計画(PDF:1.6MB)
- 令和6年度月例水質検査結果表(PDF:271KB)
- 令和5年度年間水質検査結果表(PDF:188KB)
- 令和4年度年間水質検査結果表(PDF:221KB)
- 昭島市の水道水における放射性物質検査結果(令和6年度)(PDF:252KB)
- 昭島市の水道水における放射性物質検査結果(令和5年度)(PDF:360KB)
- 昭島市の水道水における放射性物質検査結果(令和4年度)(PDF:167KB)
- ダイオキシン類に係る水質検査結果について(PDF:99KB)
- 深層地下水流動調査報告書(令和3年度)(PDF:6.8MB)
- 昭島市周辺地下水流動調査報告書(平成16年度)(PDF:5.8MB)
水道部 工務課 浄水係
郵便番号:196-0025 昭島市朝日町4-23-28
電話番号:042-543-6111
ファックス番号:042-543-6118