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昭島市

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令和5年度「未来をひらく」発表会を開催しました

更新日:2023年9月12日

昭島市教育委員会では、青少年とともにあゆむ都市宣言記念「未来をひらく」発表会を開催しました。

第1部の第11回「中学生英語スピーチコンテスト」では、入選者15名が英語によるスピーチを行い、最優秀賞・優秀賞の生徒を表彰しました。

第2部の第41回「子どもの主張意見文コンクール」には、市内の小・中学校から1,875編の作品が寄せられ、会場では最優秀賞・優秀賞の児童・生徒による意見文の発表と表彰が行われました。

中学生英語スピーチコンテスト入選者

ふだん考えていることや、感じたこと、思ったことを英語で発表    

最優秀賞

倉賀野 綸さん(昭和中2年)「The Seeds for Tomorrow」

優秀賞

永関 心奈さん(福島中3年)「The impression that clothes give」

小森 陽太さん(瑞雲中3年)「The Impact and Future Potential of AI」

入選

井堀 瑠美さん(昭和中2年)「What I have learned from the School Council」

徳永 致誠さん(昭和中2年)「My dream」

三池 冴衣子さん(瑞雲中2年)「Learning from Basketball」

藤本 良介さん(瑞雲中3年)「My Attraction to Music」

加藤 凌生舞さん(清泉中2年)「My Dream」

濱中 璃音さん(清泉中2年)「My Dream」

井上 優奈さん(清泉中3年)「About orthostatic dysregulation」

水谷 華さん(清泉中3年)「Future Dream」

坂井 亮介さん(拝島中1年)「Hidden Potential In The Games」

蜂谷 楓音さん(拝島中2年)「Enjoy English!」

山田 理仁さん(拝島中2年)「My dream, My thought」

千田 美虹さん(多摩辺中3年)「My Favorite School Event」

子どもの主張意見文コンクール入選者

小学校の部

最優秀賞

織田 美花さん(光華小6年)「地産地消を目指して~カブとの出会い~」

優秀賞

亀田 悠世さん(武蔵野小6年)「よりよくするための努力」

三井 知尋さん(光華小6年)「昭島市をもっと色鮮やかな市に」

入選

なべ いとさん(共成小6年)「郷土芸能まつり」

奥野 巴さん(武蔵野小6年)「アキシマエンシスを生かして」

森 健吾(中神小6年)「昭島市の公園について」

田中 明奈さん(つつじが丘小6年)「思いやりであふれる市に」

間手野 介さん(つつじが丘小6年)「幅広い年齢を愛せる町に」

竹内 天寿さん(光華小6年)「昭島市をスポーツがさかんな町へ」

尾崎 未羽さん(成隣小6年)「笑顔であふれる昭島市」

野村 るいさん(田中小6年)「みんなが気持ちよくくらせるように」

佐藤 柚月さん(拝島第二小6年)「街も心もきれいな昭島市に」

中嶋 蒼一朗さん(拝島第二小6年)「どうか公園に」

森 結希斗さん(拝島第二小6年)「ちかっぱー給水スポットに行列ができるまちづくり」

小池 海依伽さん(拝島第三小6年)「今の時代に適応していくために」

中学校の部

最優秀賞

田中 蒼依さん(昭和中3年)「地域力がある町と猫」

優秀賞

岡田 陽斗さん(清泉中3年)「昭島の安全な暮らしを求めて」

川村 未空さん(瑞雲中3年)「目にしたやさしさ」

入選

大𣘺 晴真さん(昭和中3年)「分別する意識を持つ」

小泉 成修さん(昭和中3年)「昭島の文化の謎」

髙田 琉愛さん(昭和中3年)「昭島市の地産地消に応える」

互井 悠喜さん(昭和中3年)「過ごしやすい昭島に」

川口 美和さん(瑞雲中3年)「『私』を見てもらうために」

永谷 彩珠さん(瑞雲中3年)「おはようございます」

兵藤 美紅さん(瑞雲中3年)「ともに支え合う あきしま」

松山 水国さん(瑞雲中3年)「全ての子供に未来の選択肢を」

箕輪 苺香さん(瑞雲中3年)「多様性」

カード 晶さん(清泉中2年)「休暇中の宿題」

山下 真奈さん(清泉中2年)「あの『おいしい水の昭島!』といわれる街」

鈴木 昊青さん(多摩辺中3年)「防災ができる昭島市へ」

最優秀賞作品の紹介

英語スピーチコンテスト

The Seeds for Tomorrow

昭和中学校2年 倉賀野 綸

Showa Junior High School Kuragano Rin

 

 My favorite proverb says, "All the flowers of all the tomorrows are in the seeds of today." It means that everything we are experiencing today will become an important part of tomorrow and help us grow and blossom in the future.

 My grandma always gave me a special award, which she called, "The Health Award". She would always say, "Being healthy is the best thing." Yet, when I was nine years old, my grandma got cancer.

 One day, my grandpa called me and said, "Grandma is not doing well. This might be our last chance to see her." I quickly went to Hokkaido to visit her. When I arrived at the hospital, Grandma was sleeping. She looked very pale and I noticed that her hair had fallen out. Grandma couldn't hear anything because of the cancer. But Genki, my cousin, shouted, "Grandma, I love you!" She smiled. It seemed that she could hear his crying heart. After a few hours, she was gone. It was a snowy day when we had her funeral. I took hold of her hand tightly inside the coffin. It felt stiff. It didn't feel like a human hand anymore.

 I remembered times when she was living. She would take my hand with her warm hand and tell me stories. At the funeral, her body was reduced to ashes and bones; white powder and tiny pieces of bone. They were lighter than anything I had ever picked up with chopsticks before.

 All human beings will die one day, including all of us here. After Grandma died, I started reading medical books about cancer. I thought to myself, "I can help people who are fighting various diseases."

 Please imagine a cherry blossom tree. In spring, the sakura blooms beautifully and everyone loves it. But soon the flowers fall. Then new green leaves grow during the summer, pointing to hope for the future. When autumn comes, the leaves turn red and fall to the ground. They turn into nutritious soil. Then winter comes. The cherry tree survives the cold by using the nutrients it has stored. All these experiences are important for the health and growth of the tree.

 Difficult times and challenges are valuable experiences for us, too. For me, the experience of my grandma's cancer planted the seed of a dream.

 My dream is to be a doctor. My dream is still like a small seed. It will bloom in a future tomorrow.

 

子どもの主張意見文コンクール

小学生の部

地産地消を目指して~カブとの出会い~

光華小学校6年 織田 美花


 私はあまり野菜が好きではありませんでした。でも、あることをきっかけに、今では野菜がとても好きになりました。そのきっかけとは、五年の二学期から三学期にかけて取り組んだ「つないでいこう!江戸東京野菜・光華かぶ式会社」という総合的な学習です。江戸東京野菜とは、江戸時代から受け継がれてきた伝統野菜です。スーパーで売られているF1種という種とは違い、自家採取が可能な固定種という種です。とった種でまた育てられる持続可能・サステナブルな野菜です。
 私たちが育てたのは「金町コカブ」と「品川カブ」です。9月はじめ、給食の時間に突然、畑とリモート中継がつながりました。その日のメニューに出ていたカブはすぐ近くの田中町の畑で採れたものだと知りました。私達にもカブが育てられそうだと思った矢先、「どうせなら特別なカブを育ててみないか」という提案が先生からあり、私たちの「金町コカブ」と「品川カブ」栽培への挑戦が始まりました。
 まず、光華かぶ式会社を設立し、やりたいことをもとに育成課やレシピ課、SDGs課などの課を発足し、活動しました。私は成長日記やポスターを作る記録広告課になりました。水やりや草むしりは交代で行いました。江戸東京野菜研究会の代表を務める方からお話を聞いたり、近隣の農家の方に間引きを教えてもらったり、栄養士さんには収穫後の調理に向けてレシピの助言をもらいました。
 収穫の日を迎え、種を植えた時と比べて大きく育ち、感動しました。レシピ課の提案で現代風のカブサラダや伝統のあるカブ汁など五品を作りました。私はカブ汁を作る担当になりました。実際に作って食べてみると、とてもおいしかったです。他の四品も味わい、感想を伝え合いました。そして、このおいしさを他の人にも伝えたい‼となり、カブパーティーを開くことになりました。パーティーには、これまでお世話になった方々、家族、校長先生や副校長先生を招待しました。カブ料理をふるまい、感謝の気持ちをみんなで伝えました。親からも「おいしい‼」という声があがり、カブの魅力を伝えることができてうれしく思いました。一月は食育シンポジウムでこの成果を発表する機会もあたえてもらい、壮大なプロジェクトが終わりました。
 「カブ」を通して、たくさんの人とつながり、よさが広がっていくんだなと思い、またうれしくなりました。
 私はこの取り組みから「もっとみんなに、自分の市・町が作ったものを食べてほしい!地産地消をしてほしい!」と思いました。そうすれば昭島市がさらに良い町になります。アキシマクジラや地下水などに、「地産地消」も加え、魅力を増やしたいです。
 あなたも「地産地消」を意識して昭島市の魅力を増やしてみませんか?

 

中学生の部

地域力がある町と猫


昭和中学校3年 田中 蒼依


 私は近所の路地を散歩するのが好きです。特に狭い小径なんかはノスタルジックな迷路のようで、通るたびに何故かわくわくするのです。住宅の庭木や花がきれいだったり、公園の長閑な陽だまりや、昔からありそうなお店や静かな神社。一日が終わり、帰宅の道中、町の景色を見ながら家路につくのが私の癒しです。時々聞こえる食卓の音や夕飯のにおい、どこからともなく流れるラジオの音。人々の生活の息遣いを感じ、ホッとさせてくれます。そして私にはもう一つのお目当てがあります。それは「地域猫」です。私は猫が好きで、時々探し歩いたりして、お気入りの猫を見つけます。その子は老猫で野良猫のようですが人懐っこく、逃げずに傍でくつろいだり、頭を撫でさせてくれたりして、とても可愛い子です。私は勝手に「キュンちゃん」と名付けました。
 キュンちゃんはよくいる野良猫と違って、人に対する警戒心がほとんどありません。もしかしたら、以前は飼い猫だったのでしょうか。一般的に野良猫は、栄養不足・怪我・病気など、厳しい環境で生きているため、寿命が4~5年しかないそうです。キュンちゃんはおじいちゃん猫なので、誰かがお世話をし、軒先を貸してくれているのかもしれません。
 そう感じたのには他にも理由があります。ある日、私は散歩の途中で声をかけられました。もしかして、猫に餌をあげていると思われ、怒られるのかな、と一瞬ドキっとしました。野良猫に餌をあげると、近隣の方たちの迷惑になると聞いたことがあるからです。庭へ糞尿をしたり、繁殖期に鳴き声を出したり、いたずらをしたりするため、野良猫は嫌われる存在だったりします。しかし、その人はやさしく、他愛のない話をしてくれました。
 「猫の耳に穴をあける活動をしているんだよ。」
 その言葉が強く印象に残り、とても気になりました。どのような活動なのかとインターネットで調べてみると、昭島市には地域猫活動を行う、「地域猫の会」というボランティア団体があり、以前、テレビでも紹介されたことがあるそうです。地域猫活動は主に三つあります。
 一つ目は、飼い主のいない猫を保護して不妊去勢手術を行い、元の地域へ帰します。これは猫が子猫を産まなくするようにする手術のことで、これにより地域猫たちの数を抑えることができます。手術を受けた猫のことをさくら猫、カットした耳のことをさくら耳といいます。手術を受けた猫の片耳の先に、切れ込みを入れて目印をつけるのですが、その耳の先が桜の花びらのように見えることからそう呼ばれているそうです。昭島市はこの活動の補助事業があり、申請により手術の一部を負担してもらえるそうです。
 二つ目は、お世話をする猫を決め、決められた時間に餌をあげ、跡片付けをします。そうすることで、猫がゴミを漁って町を汚すのを防ぐことが出来ます。また、お腹を空かせた猫たちがケンカをすることも無くなります。
 三つ目は、猫のトイレを設置し、管理します。これをしっかりすることで、猫の被害に困っている人たちの理解を得ることができます。糞尿の問題は猫被害の一番大きな問題で、猫たちが地域住民と共存していく為には必要不可欠なことです。
 どの活動も継続することが大事で、ある程度の費用や根気がいるし、ひとりでは活動できません。町内の人達とコミュニケーションをとって連携し、町ぐるみで取り組まなければなりません。言い換えれば地域猫がいる町は「地域力がある町」だと言えると思います。地域力は、防犯や防災、高齢者や単身者への声掛けや、様々な生活情報を広めたりするのにとても大切です。ひとりひとりが住みやすく、心地良い町づくりには、この力を持続させることが必須で、私もその一員として地域の活動に参加したいと思いました。私は、町の人全員に会ったことはありません。ですが、この町を歩きながら、地域の人達がとても温かいのを感じるのです。

お問い合わせ先

学校教育部指導課(窓口の場所:2階1番窓口)
郵便番号:196-8511
住所:昭島市田中町1-17-1
電話番号:042-544-5111(内線:2232、2235)
ファックス番号:042-541-4337

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