クレジットカードの利用明細は必ず確認しましょう

消費生活センターに相談のあった事例をもとに、トラブルへの対応を紹介します。

相談事例

　クレジットカードの利用明細に心当たりのない支払いがあり、問い合わせたところ、気がつかずにインターネット上のサービスの有料会員に登録していたようだ。どのように解約すればいいか。

回答

　サービスの解約には、事業者の定める方法で解約の手続きをする必要があります。今回は、書面での解約が可能だったため必要な書類を渡し、手続きをするようアドバイスしました。インターネット上のサービスは、申し込み時に、気がつかずにサブスクリプション（注1）などの有料会員になってしまうことがあります。また、利用しなくなったサービスを解約し忘れていたということもあります。
　支払いが少額の場合、他の請求に紛れて気がつかないまま時間が経ち、総額が大きくなってしまうことがあります。返金して欲しいとの相談もありますが、困難です。クレジットカードの利用明細は、インターネットやスマートフォンアプリで確認できますが、有料であっても明細を郵送してもらい確認することも有効です。フィッシング詐欺（注2）などの被害を最小限に防ぐためにも、クレジットカードの利用明細の確認を習慣にしましょう。

注1= 定期的に料金を支払い利用する商品やサービス
注2= 詐称した電子メールを送り付け、クレジットカードやアカウントの情報を盗み取る行為