ゲートキーパーをご存じですか
更新日:2023年7月21日
ゲートキーパーってなに
自殺対策におけるゲートキーパーとは、「自殺のリスクにつながるような悩みに気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人」のことです。特別な研修や資格は必要はなく、それぞれの立場からだれでもゲートキーパーになることができます。身近な人が落ち込んでいたら、心配になると思います。そんな時は、勇気を出して、まずはやさしくそっと声をかけてみることからはじめてみてはどうでしょうか。声をかけることは、ゲートキーパーの第一歩です。どんな役割があり、どんな行動が求められるのかを正しく知っておくことで、あなたもゲートキーパーになれます。
ゲートキーパーについて詳しくは、こちらのデジタルブックをご覧ください。
気づく
- 家族や仲間の変化に気づいて声をかける
「つらそうだね」「力になるよ」などのようにやさしくそっと話しかけてみてください。この人にちょっと話してみようかな、と感じてもらえる、寄り添った行動が大切です。
話を聴き、受け止める
- 本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
「そうなんだね」「大変なんだね」「疲れれているんだね」「もう無理って感じるんだね」など、相手の状況に共感をしめし「話してくれてありがとう」と、寄り添う声掛けをしてみてください。
「もう少し頑張ってみたら」「気にしすぎじゃない?」「大丈夫だよ」などのような声掛けは控えてください。この人に話してもむだだ、と思われてせっかく話してくれたのに、逆に追い込んでしまう可能性もあるからです。
つなぐ
- 早めに専門家に相談するよう促す
自分一人で抱え込まないで、ほかの友達や家族、場合によっては相談窓口、専門家等に相談することで、大切なかたに適した支援を届けられることがあります。「支え方がわからない」などの悩みを抱えた場合も、相談窓口や専門家等に相談してみてください。また、「誰にも言わないで」という悩みを打ち明けられた時、誰かに相談することをためらうこともあるかもしれません。そんな時でも、本人の名前を出さず本人を守りながら、よりよい支えかたを相談することは可能です。一人だけで支えるのではなく、「あなたの応援者」を見つけることでよりよい支援が届けられるかもしれません。
見守る
- 温かく寄り添いながらじっくりと見守る
心身の健康を回復するには時間がかかります。その後の様子を気にかけ、声をかけたり、見守っているサインを送ってみてください。
相談先の一例
心身の健康問題を抱えている場合
- 医療機関への受診の必要性を判断できないときは、保健所や市町村の健康相談窓口。
- うつ病などの精神疾患と考えられるときは、保健所の精神保健相談の窓口や、精神保健福祉センター。
- つなげるべき医療機関がわからないときは、保健所等の窓口や、24時間医療機関案内を行っている「東京都保健医療情報センター(ひまわり)」など。
経済問題を抱えている場合
- 多重債務の問題を抱えているときは、消費生活総合センター、区市町村の消費生活相談窓口、法テラス等の法的な相談ができる窓口。(相談の際に用意する書類などを事前に確認し、当日持参するよう相談者に伝えるとスムーズです。)
- 生活に困窮しているときは、区市町村の生活相談の窓口(福祉事務所)。
家庭問題を抱えている場合
- 育児の悩みがあるときは、区市町村の子ども家庭支援センター、児童相談所。
- 家庭内暴力などの問題があるときは、区市町村の配偶者暴力の相談窓口、東京都女性相談センターや東京ウィメンズプラザ。(東京ウィメンズプラザでは、男性からの相談も受け付けています。)
- 親族の介護の悩みがあるときは、区市町村の高齢者福祉の窓口。
どこに相談してよいか、わからないとき
- あいぽっく健康課
電話番号:042-544-5126(平日午前8時45分から午後5時)
こころといのちの相談 - 多摩立川保健所
電話番号:042-524-5171(平日午前9時から午後5時)
こころの健康相談(外部サイトにリンクします) - 東京都保健医療局ホームページ「相談窓口等」(外部サイトにリンクします)
保健福祉部 健康課 地域保健係
郵便番号:196-0015 昭島市昭和町4-7-1
電話番号:042-544-5126
ファックス番号:042-544-7130