令和4年度容器包装リサイクル制度に基づく品質調査
更新日:令和5年1月12日
容器包装リサイクル制度
昭島市は、容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律。以下「法」とします。)に基づき、家庭から出るごみのうち「プラスチック製容器包装」「ペットボトル」「カレット(ガラスびんの破片)」について、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会(以下「協会」とします。)を通じてリサイクル事業者へ引き渡しています。
プラスチック製容器包装及びペットボトルの品質調査
協会へ引き渡す際は、適切なリサイクルが行われるために法及び協会が定めた基準に基づき分別をすることが必要です。昭島市は、ごみの中間処理施設である昭島市環境コミュニケーションセンターにおいて、プラスチックとして収集したごみを「プラスチック製容器包装」と「その他のプラスチック」等に、資源として収集したごみを「アルミ缶」「スチール缶」「ペットボトル」「カレット」等に分別しています。分別は、主に手選別(職員の手作業)により行っています。
プラスチック選別ラインの様子
資源選別ラインの様子
協会は、プラスチック製容器包装及びペットボトルが分別の基準に適合しているかについて、毎年一回品質調査を行っています(カレットについては、協会が必要と判断した場合のみ行われます)。昭島市が引き渡した物については、プラスチック製容器包装の品質調査が7月26日(火曜日)に、ペットボトルの品質調査が4月27日(水曜日)に行われました。
プラスチック製容器包装品質調査
項目 | 破袋度 | 容器包装比率 | 禁忌品 |
判定 | A(満点) | A(90パーセント以上) | D(あり) |
備考 | 特になし | 全重量の96.27パーセント | 危険品あり |
協会へ引き渡す際は圧縮及び梱包をして「ベール」を作成します。
調査はこの「ベール」から任意の2つを取り出して行われます。
上記のベールを解体して、中身を少しずつ取り出します。
その作業を繰り返し、調査対象物を選びます。
この対象物を手作業でプラスチック製容器包装及び異物(7種類)に仕分けします。
危険品は、ガラスの破片が混入していました。
調査対象物のうち異物は3.73パーセントありました。
ペットボトル品質調査
項目 | ベール状態(外観、 安定性、解体性) |
容易に分離可能なラベル付きペットボトル |
キャップ付きPETボトル |
判定 | すべてA(満点) | D(30パーセント超) | A(1パーセント以下) |
備考 | 特になし | 435個(全重量の30.89パーセント) | 2個(全重量の0.10パーセント) |

協会へ引き渡す際は圧縮及び梱包をして「ベール」を作成します。
調査はこの「ベール」から任意の2つを取り出して行われます。
上記のベールを解体して、手作業でペットボトル及び異物(12種類)に仕分けします。
ラベルをはがしていないペットボトルが多数混入していました。
キャップがついたままのペットボトルも混入していました。
品質調査の結果は市の収入に関係します(再商品化合理化拠出金)
リサイクルが合理的・効率的に進められ、想定よりも少ない費用でリサイクルができた場合は、想定していた費用と実際にかかった費用の差額の2分の1が協会を通じて事業者から市町村へ支払われます。これを「再商品化合理化拠出金」といい、前年度の品質調査の結果により配分対象の市町村が決定されます。
皆様へのお願い
皆様には日頃よりごみの減量やリサイクルにご協力いただいておりますが、改めて以下の点を心掛けていただきますよう、お願いいたします。
- ごみの減量にご協力ください。生ごみの水分をしぼったり、レジ袋を断ったり、日々の生活の中でできることからお願いします。
- ごみに出す前に、再利用や再使用ができないか、検討してみてください。
- 正しいリサイクルのために、ごみは正しく分別してください。
- ペットボトルは資源ですが、「キャップ」と「ラベル」はプラスチックごみとして出してください。
- 飲料用の缶にたばこの吸い殻やガム等を入れないでください。リサイクルができなくなります。
関連リンク
- 容器包装リサイクル法関連法令(環境省)(外部サイトにリンクします)
- 公益財団法人日本容器包装リサイクル協会(外部サイトにリンクします)
環境部 ごみ対策課 リサイクル係
郵便番号:196-0001 昭島市美堀町3-8-1
電話番号:042-546-5300
ファックス番号:042-546-5900