東中神多世代交流プロジェクト みんなのひろば
ページ番号1011247 更新日 2026年1月26日

市内東側にある玉川小学校地域で、子どもから高齢者のかたまで、多世代で交流しようという素敵なプロジェクトがあります。イベントのひとつ、むかし遊び工房にお邪魔して、このプロジェクトにメインで関わっている3人に、それぞれの活動などについて、お聞きしました。
大山弘一郎さん
このプロジェクトの立ち上げのきっかけは
もともとは、昭島会議という会議が開催されたときに「世代を超えた交流の場があればいいよね」という話がいくつも出たことがきっかけです。子ども会などもだんだん衰退していっていますし、地域の子どもたちと、高齢者の見守りが必要とされている今、広い交流の場をつくれたらいいなと思いまして、周りの皆さんにも相談しながら令和5年にスタートしました。
具体的な取り組みを教えてください
子どもたちが高齢者に昔の遊びを教わる「むかし遊び工房」、夏休みのはじめと終わりで合わせて10日弱行う「ラジオ体操」などがあります。ラジオ体操は3年間やっていて、だいたい1日あたり100人くらい参加してくれます。今の子どもたちって、ラジオ体操を知らない子もいるんですよ。学校で教えている、くじら体操などもやっています。
また、夏休みには「夏の宿題大作戦」でみんなで宿題をするだけでなく、染物体験もやりました。クリスマスには装飾をみんなで作るなど、季節のイベントもいろいろ企画していますね。
みんなでハイキングにも行きましたよ。変わったところだと、高齢者と子どもが文通をするという企画も私がしています。お互いに顔も分からない二人が文通をするんです。すぐに終わっちゃうかたたちもいるし、数年続いているかたもいますよ。こういった活動を通して、世代を超えたつながりを少しずつ深めていくことを目指しています。
参加者からの反応や感じた効果は?
子どもたちにとっては、親や先生以外の大人と関わる貴重な機会になっています。挨拶やコミュニケーションの練習にもなるし、知らない人とも自然に話せるようになる場だと思います。
一方で、高齢者のかたがたにとっては、子どもたちの元気なすがたを見ることで明るい気持ちになったり、楽しみが増えたりしているようですね。
大山さんにも子どもたちが懐いているすがたが印象的でした
今は、あいさつをしただけで怪しいなどと言われてしまう時代で、なかなか大人と触れ合う機会ってないんです。子どもにいい影響があればいいですね。
活動を実施するうえでの課題は?
継続のためには参加者や運営スタッフの確保が重要なんですが、特に新しい人を呼び込むのが難しいです。高齢者同士のつながりも広がっていない現状があって、次の世代にどうバトンを渡していくかというのが課題です。この問題は自治会でも同じですね。
このプロジェクトの展望は?
他の地域や学校区でも同様の活動が広がればいいなと思っています。地域全体で、それぞれ独自の取り組みが進めばさらに良くなるはずです。また、自治体が旗を振ってくれると活動が後押しされるかなとも思っています。
プロジェクト以外で力を入れていることは?
地域包括支援センターの職員でもあるのですが、センターの活用をもっと広めたいですね。例えば、介護関連の勉強会やイベントを開いているのですが、カブトムシの幼虫のプレゼントなどを企画して、親子で参加してもらう機会をつくっています。世代を問わず興味を持ってもらえるような取り組みをして、地域全体で現状を支える形を目指しています。
それから、「おむすびころりんプロジェクト」もいうものも進めています。これは、おむすびを通じて気軽に交流しましょうというものなんです。今回は、むかし遊び工房と一緒に開催するので、子どもたちが遊び終わった後にみんなでおにぎりとけんちん汁を食べますよ。
あなたにとって昭島市とは
田舎らしさも都会らしさもあって、バランスのいいまちだと思います。ただ、昔から地域に住んでいるかたと、転入してきたかたとの間で溝があると感じることもあります。
互いに歩み寄って一枚岩になれたらもっと楽しくなっていくのになと思うこともありますが…。そうなれたらもっともっと魅力的なまちになると思いますよ。
藤本静香さん
子どもへの影響や効果は?また、保護者として感じていることは?
まず、思いのある地域のかたがたとPTAとが繋がっていくことで、みんなが安心して過ごせる場所になっているなと思います。
継続した活動を通して、色々な世代のかたと繋がれることで、大人にとっても子どもにとっても、とても大きい家族のようなあたたかい雰囲気が生まれています。毎月多世代で会議をしているのですが、ざっくばらんでリラックスしているからか、ワクワクしたものを生み出せているな、と思います。
プロジェクト以外にも昭島市での子育てで感じていることや思っていることは
私自身もそうだったんですが、ワンオペ育児をしてきて、とても心細く思っていました。困った時に誰かがいる、思ってくれる人がいる、「存在」があるだけでどれだけ安心か、その経験が今の活動の原動力になっています。
自分が安心していれば子どもたちも安心して過ごせるし、また周りへも心を寄せることもできるなと思っています。
だからこそ、そういう場と人づくりが必要で、当たり前に増えていけたらと思います。
ほかにはどのような活動をされていますか
細々とですが、親子、不登校支援など活動させていただいています。活動を通じて、色んなかたのお話を聴かせてもらうことが多いです。
そこで感じるのは、自分が大切にされている、気持ちを受け止めてくれている人がいると感じることができたらもともとあるものがどれだけ発揮できるだろうと。子どもたちが生まれてきてよかったと思えることが、何よりよりよい今や未来に繋がるかということです。
そういう意味でも、家庭だけではなく、子どもたちが平等に体感できる場として、いのちの話(包括的性(生)教育)を学校の授業で継続的に実施できたら、と思っています。
そして、当たり前のように子どもたちのいのちを主にして大人がイキイキと活動していける社会になっていけたらと思っています。
自分の経験は自分のものだけじゃないんだな、と思います。もちろん、経験はそれぞれ違うのですが、経験が誰かの何かの役に立てた時、この経験をしていてよかった!と感じます。
まさか自分が東京に住むとも、昭島で子育てをするとも、PTAに入りPTA会長になるとも思ってもみなかったので、「予想外の展開」というのは、「自分の知らなかった自分への引き出し、アプローチ」なんだなと思います。
意外にその中に自分らしいもの、原点、持ち味に気づき生かしていくことができる。それがよく聞く「ご縁」というものなのかもしれません。
もし自分の前に何か思ってもみないことが表れたり、なんとなく気になるなと思うことが出てきたとしたら、自分を発揮できる時なのかもしれない、とチャレンジしてみると、予想を超えた素敵な時間、人生を過ごせるんじゃないか。そして、その後ろ姿を見ている子どもたちがきっと何かを感じてくれる、と思います。(感じてもらわなくてもいいんですけどね!)
あなたにとって昭島市とは
元気な人、思いがある人がいっぱいいる町。
私にとっては、たくさんのかたに出会い、子育てを通じて、自分の枠を広げてもらえている場所です。
そんな一人一人がうまく繋がることができたら、波紋のように少しずつ大きな大きな力になるのでは?と思います。
安芸茂継さん
活動について
もともと民生委員や、都のレクリエーション会のかた、地域で活動している人たちに声をかけあって集まっています。むかし遊び工房の日であれば、地域の高齢者のかたにも声をかけて手伝ってもらっていますよ。
PTA活動が衰退して子ども会もなくなっているところが多いですが、この地域では夏休みにはラジオ体操もやっているし、最近は映画会もやりました。映画のときには、家庭科室を借りてコストコのパンでホットドッグや焼きそばパンを作ったんです。みんなが楽しめるようにと思って企画したけど、本当にたくさんのかたが参加してくれて、僕はイベントに参加しないでずっとパンを作っていましたよ(笑)。
感じている効果は?
高齢者の居場所ができていると感じますね。家に閉じこもりがちだった高齢者のかたが出てきて、若い人のエネルギーをもらっている。子どもにとっても、親子でこういった場所に出てくるというのはとてもいいこと。親も楽しんでいますよ。子どもから高齢者のかたまで良い影響を与え合っていると思いますね。
あなたにとって昭島市とは
生まれも育ちも昭島で、母親も玉川小学校の出身だから、親子で100年以上のの付き合いですよ。だから、玉川小学校のことで何か協力できることがあればしてあげたいという気持ちはとても強いんです。
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