中村屋魚店・ベーカリーなかむら
ページ番号1009149 更新日 2026年1月24日

中村屋魚店 中村浩二さん ベーカリーなかむら 中村絵里さん
半分は魚屋さん、半分はパン屋さん。商店街の中にある、ちょっと不思議なこのお店では、三代にわたって「あきしまの水」を使ったおいしいものを、地域に提供し続けています。
魚の味を生かす「あきしまの水」
中村屋魚店は昭島市で68年続く魚店。東中神駅の南側にある八清地区の商店街に、初代の米太郎さんが開店しました。今は息子の浩二さんがあとを継ぎ、妻の真弓さんと一緒に切り盛りしています。魚を扱うときに欠かせないのが水。薬のにおいのしない、おいしい水で魚を洗うと、魚の新鮮な味わいが生きるのだとか。浩二さんは、「同業者の中には市場で氷を買って帰る人もいます。私たちは水道から出る水で氷を作れるのでありたがいですね」と目を細めます。

中村さん一家の「あきしまの水」愛は、暮らしにも溢れています。20年ほど前に自宅兼店舗を建てるとき、施工会社から3階建てにすることを提案されましたが、3階建てだと、建物の上に貯水槽を設置しなければなりませんでした。でも、「おいしい水を貯め置きせずに使いたい」と2階建てにすることを選択。中村さん一家にとって、「あきしまの水」はそれだけ大切なものなのです。
商店街に明かりを灯す優しいパン
そんな中村屋魚店では数年前、お店の中で開いていた食堂を閉じました。空いたままになっていたその場所に「ベーカリーなかむら」を開いたのが、浩二さんの次女・絵里さんです。
子どものころからお店を手伝っていた絵里さんですが、「実は生魚は食べられなくて、パンが好きなんです」と笑います。高校を卒業後、都心の製菓専門学校にすすんでパンづくりを学んだあと、「自分の店を持ちたい」と、修行のために就職。いろいろなパン店を巡り、働きながらたどり着いた理想は「小さい子どもがあんパン一個でも買いに来られる、地域密着の入りやすいお店」でした。
そんな理想を叶えるため、絵里さんは実家に戻り、「ベーカリーなかむら」を開店しました。中の様子を外から見やすいように、扉はガラスにし、その脇に窓も付けました。パンはしっとり柔らかくて油っこくなく、飽きがこないおいしさ。材料や味つけによって食べやすい大きさにしています。子どもや高齢者に配慮した、小さめのパンがあるのもこだわりです。「大きいと一つ全部食べられない、と祖母が悲しそうに言っていたのを覚えていたんです」と絵里さんは言います。
パンにはさむ惣菜をつくるのは、絵里さんの母、真弓さん。中村屋魚店の魚を使った惣菜パンもあります。父と娘、二人のお店を真弓さんが行き来してつないでいるようです。
水が生むおいしさをこれからも
そんな絵里さんが実家でお店を開こうと思った理由の一つが、「あきしまの水」。専門学校に通っているときに、「浄水器の水を飲みなさい」と言われて、水道水がそのまま飲める昭島の水の良さに気付いたそうです。「パンの味が良くなりますし、夏でも水道から冷たい水が出るので、パン生地の温度調整がしやすいんです」。店内で開催している子ども向けのパン教室では「パンに使っている水は全部、「あきしまの水」なんだよ」と話しているそうです。
ベーカリーなかむらは、令和元年10月7日で一周年。最近は、パンを買うときに中村屋魚店に立ち寄って、魚を買う人も増えました。かつてのにぎわいが影を潜めていた商店街に子ども連れのお客さんが増え、活気を取り戻しつつあります。
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