梨農家
ページ番号1009150 更新日 2026年1月24日

梨農家 紅林 幸雄さん
梨を専門に栽培する梨畑を経営。先代から受け継いだ栽培手法を守りながらも企業的な視点を持ち、水を豊かに蓄えた梨を地元で販売し続けています。
水に恵まれた昭島で代々続く梨農家
住宅街の一角に、人の背丈ほどの木が立ち並ぶ、梨畑が広がっています。紅林さんは戦後から続くこの梨畑の三代目です。戦後、幸雄さんの祖父・定義さんが、水が豊かで梨の生育に適した昭島の地で梨の栽培を始めました。
梨畑は二代目の父、精一さんに受け継がれ、幸雄さんは幼いころから父が梨を栽培する姿を見てきました。「梨の栽培をやってみないか」と父にすすめられたときも、抵抗なく継ぐことを決めたといいます。
家族がスムーズに手伝えるように
紅林さんには、もうすぐ成人する息子さんがいます。「継いでもらえたらいいですね」と言いながらも、「天候に左右される仕事ですし、人工授粉や果樹袋を付ける作業などは時間がかかり重労働です。継いで欲しいとは言いませんが、もし本人がやりたいと言うなら後押しします」。
人工授粉や収穫のときは、息子さんをはじめ家族が作業に加わります。紅林さんは普段から、家族が戸惑わずに梨栽培に加われるように工夫をしています。例えば、虫が付いたり傷付いたりしないように梨を包み込む果樹袋。梨は品種ごとに収穫時期が違うので、どの種類の梨なのかが分からないと収穫のタイミングを間違えてしまいます。
そこで、梨に詳しくない家族でも収穫作業ができるように、品種ごとに果樹袋の色を変えました。「こうしておけば、妻も収穫ができますから」。職人的な品種の見分けかたを教えるのではなく、「誰が作業しても分かるようにしておく」という企業的な視点をもって経営しています。
地域の子どもに地産地消の喜びを
そんな紅林さんがつくるのは、「早生幸水」「秋月」「新高」などの品種。「昭島市果実立毛品評会」で高い評価を受けている紅林さんの梨は、市内の直売所などで販売されています。紅林さんの梨畑を含む、市内の梨農家がつくる梨の一部は「梨ゼリー」になって昭島市の小学校の給食にも登場します。「地域の子どもたちにも、おいしく食べてもらえたらうれしいです」と紅林さん。梨と郷土への愛情が伺えます。
梨に、暮らしに、豊かな水
紅林さんの梨畑では、田んぼの用水を利用して多摩川の水を引き込んでいます。その量は畑の地面全体が浸り、水たまりのように見えるほど。約90%が水分だという梨だけに、豊かな水の恵みを享受する仕事です。
一方「生活で「あきしまの水」の良さを感じることは?」という問いに、「姉と妹は市外に住んでいて、昭島へ帰ってくると蛇口の水がおいしいと言ってペットボトルに入れて持ち帰っていますよ。私自身は、おいしい水が蛇口から出てくるのが普通になっているから、いつも特に意識していなくて申し訳ないです(笑)」と飾らない言葉と涼しげな笑顔で答えてくれました。
すっきりした甘さと豊かな水が、紅林さんの梨に、昭島での暮らしに、自然とたっぷり染みこんでいるようです。
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