11月19日は世界COPDデーです

ページ番号1009107  更新日 2025年12月12日

毎年11月の第三水曜日は世界COPDデーと定められており、令和7年は11月19日(水曜日)が世界COPDデーとなります。この日に向けて世界各国でCOPDへの関心を高める活動を行っています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

「COPD」慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)は、長年の喫煙習慣や肺の成長障害が原因となって、徐々に呼吸機能が低下していく肺の病気です。喫煙の刺激で気管支に炎症が起こり、肺胞が破壊されることによって呼吸がしづらくなります。重症化すると少し動いただけでも息切れして呼吸がしにくくなり、常時酸素吸入が必要になるなど、生活に大きく影響します。
また、COPDでは、さまざまな他の内臓の疾患の合併(併存症)が多いことが知られています。特に、肺がんを筆頭とする悪性腫瘍、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)・心不全・糖尿病・フレイル/サルコペニア・骨粗しょう症、消化性潰瘍や胃食道逆流などが知られています。これらの肺以外の症状が重症度にも影響を及ぼすことから、COPDの呼吸器内科的治療に加えて、このような併存症も含めた病状の評価や治療が必要になります。

原因

この病気のおもな原因は、たばこの煙です。喫煙者の15から20%がCOPDを発症するといわれていて、喫煙期間が長いほど発症しやすく、また進行しやすいといわれています。また、たばこを吸っていなくても、たばこの煙を吸ってしまう受動喫煙によって、COPDなどの様々な健康障害を引き起こすことが明らかになっています。

おもな症状

この病気の恐ろしいのは、初期は無症状で、ゆっくりと進行し、息切れなどを自覚したころには、病気がかなり進行しているといわれます。

  • 身体を動かした時に息切れを感じたり呼吸困難になる
  • せきやたんが続く
  • 喘鳴や発作性呼吸困難などぜんそくのような症状がある(ゼーゼー、ヒューヒューの呼吸音)

早期発見

COPDにより肺の炎症が進むと、肺胞という酸素を取り込むための組織が破壊されてしまいます。治療を行っても一度壊れた肺胞をもとに戻すことはできません。しかし、適切な薬物治療、日々の生活・運動習慣の改善などにより、病気の進行を遅らせたり、症状を和らげることができます。そのため、早期発見することが大切です。

診断

COPDが疑わしいかどうかは、スパイロメーターという機械を用いて、肺機能検査(呼吸機能検査)を受ければ、簡単にわかります。スパイロメーターを用いて、どれだけ多くの空気(息)を吸い込むことができ、どれだけ大量にすばやく吐き出せるか調べることができます。この検査で、肺の中の状態(気管支と肺胞の状態)を推測することができます。

治療

治療で最も大切なことは、すぐに禁煙をすることです。さらに適切な薬物治療・非薬物治療(適切な生活習慣、日々の運動習慣、リハビリなど)により、病気の進行をできる限り食い止め、健康的なライフスタイルを維持することができます。COPDの主な治療薬は、気管支を広げて呼吸をしやすくする気管支拡張薬です。通常、1日に1から2回、定期的に吸入することで息切れを軽減し、体調の悪化を予防することができます。
息切れを感じるようになって、日々の活動性が低下しますと、COPDも悪化していくことが知られていますので、主治医とよく相談して、無理のない範囲で運動習慣を身につけることも大切です。

昭島市での取り組み

受動喫煙防止

  • 毎年5月31日の世界禁煙デーに、多くのかたに受動喫煙について知っていただくため、喫煙マナーアップ街頭キャンペーンを実施しています。
  • COPD、肺がんなどについてのパネル展示、チラシ配布を行っています。

禁煙について

  • 昭島市禁煙治療費助成金交付事業(注1)では、受動喫煙を防止し、また禁煙をしたいというかたに、禁煙外来で保険が適応される禁煙治療プログラムにより、所定の治療を全て完了したかたに、費用の一部を助成しています。
  • 保健師が禁煙相談に応じています。

(注1)2021年6月より、禁煙治療で使用する飲み薬チャンピックス錠が、出荷保留となっていましたが、2025年10月より出荷再開しています。治療薬に関するお問い合わせは医療機関へご確認ください。

関連リンク

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 健康課 地域保健係
〒196-0015 昭島市昭和町4-7-1
電話番号:042-544-5126
ファックス番号:042-544-7130
保健福祉部 健康課 地域保健係へのお問い合わせは専用のフォームをご利用ください

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